全色の混合 


 全色の混合     混色、中心の色

 (補色)
 ある色(赤)の明瞭な図形を暫く見詰めてから、急にそれを取り除くと、そこに(空色)の図形が見えてきます。 
 この2つの色を足し合わせると・・ 、必ず (灰色←色味がナイ)になります、 このような、2つの色の組み合わせを 「補色の関係」 と呼びますが・・ 、 実際には(全ての色に補色があり、色は補色との組み合わせ、と考えます) ← {第1図・左上}.。
 三つ原色(の補間をすると)連続した(6色色相環)が出来ます{第2図・左下図}。 
このとき、補色の組合わせは、必ず円の反対側(対抗する位置)に来るので 「反対色」 とも呼ばれます。

 (6色色相環の誤り)
 ←旧色彩学では、(白黒を色から外したため) この色環を誤って円板状に配置した(※)ので、 白黒を省いた(補色)や色環)の話は、架空円板での話となり (その意義を失いました)
 ※ 白・黒とも当然色であり、両者は(補色の関係です)。
 白・黒を含めた、色立体の座標中心を「色の基点として」、それを中心とする反対色の関係 が「本当の補色」であり大切です。

 (昼と夜の色の見え方) 
 * 赤+緑=(明るい黄色)で、この補色は(暗い青色)です。 夜空では、赤や黄色がよく目立ちます。
 *(明るい青色←昼の青空)の補色は(暗い黄色)です。 暗黄色は、単色なら(赤と緑の中間)ですが、これを(赤〜緑)とすると←(昼間の全色)に相当します。
 昼間は青空光で全色が見えますが、夜は青暗いので(赤や黄色が目立つ)ようです。

 (色立体)
 (L・M・S)センサーの出力から導かれた(色の要素を)、直交座標軸に配置することで「色の立方体が見えてきました。
 8つの原色頂点があり、これ等は3つの色要素の (最大または最小値)の組合わせです。
 4つの原色(赤・緑・青・黒)の向こうの対称点が(補色の原色)で、これ等を相互に斜めに結ぶ (4つの色軸 (R−C、G−M、B−Y、K−W)があります。
 色軸に於ける、色変化の様子を{第3図・上段}に示します。 立体内部の様子は{第4図・下中}等を参照して下さい。 ←(立体全体の色分布は、後述します)

(全色の混合)
 立方体の表面はキレイな色をしていますが、それらの色には、中心を対称点とする補色があります。 補色の組をを混ぜ合ると(打消し合い)色が無くなるので・・、
 全色を混ぜた、立方体の中心の色は(補色の組を重ねた)無色です。
 ← 緑が無色と決まっているのでは有りません。 一定の時間を通して(画面内で最大に分布する色を(光源色と判断して、その色を無色とします(色順応)。

 (灰色が透明?)
 これまで、全色の中心を、(元色)と呼んで(灰色)としてきましたが・・(対向する補色の中間と言う意味から「無色」としました。 (無色は見えないし、印刷でうまく描けません(白紙を黒で消した中間の灰色)になったものです)