頂点の色
頂点の色(八原色)
センサーから求めた(色情報出力 L’・M’・S’)を、直交3軸に(目盛りに従って)配置をすると、図のような色の立方体になります。
立方体の八つの頂点は、夫々特徴的な色(原色)ですが、各色の物理的な状況(特徴)が、色要素のグラフ座標として示されています。←(三原色では、色光の強弱や色料の多少をグラフで示そうとしたが破綻した)
(色の頂点)
例えば上図(赤色頂点)で考えるなら
* 座標位置が高い(L’の値が(+)は) 、波長分布が赤色側に偏り(右上がり傾斜)で、赤色に見えます。
*(LM域の光強度)は(座標位置では左奥が強く手前は弱い)、赤色は手前(右)なので、弱く暗い光です。 ←(赤色光が強くなると、奥に移動し黄色くなる)
* Sセンサーは、(総数の1割程度)で感度範囲も狭く(色も暗い)ので・・(精密な色判定は出来ない)ので、太陽光の存否 (昼間と夜間または、上空と地上範囲)を調べて、錐体色画像と棹体の明暗画像の(切替るスイッチ)と思われます。
従って、実質的な色の判定範囲は(LMセンサー)による(赤〜緑)までの範囲(緑から赤外線域まで)のようです。←(青を背景として固定すると色の変化範囲はy面のみ)
(各色の特徴)
L(赤度)M(強度)S(昼夜)(レベル)
白 + + + 4 (全ての要素を合せ持ち、エネルギ最大です)
茜 + − + 3 (赤紫と青紫があり、両者は接続してません)
赤 + − − 2 (長波長域(赤外域にも)分布する光です)
黄 + + − 3 (赤緑の合成色、青背景でよく目立つ色)
緑 − + − 2 (光分布は強いのだが、消されて見えない)
空 − + + 3 (大気や水の散乱で見える 昼空の色です)
青 − − + 2 (感度最高で、昼夜とも背景色になります)
黒 − − − 1 (弱い光でも(強度0)ではありません
(センサー感度と色の対応)
この色立方体の色配置は、センサー感度と色の対応を表したものです。
いま、赤色の光があり、これを強く(M方向)すると 黄色くなります。
黒い色は弱い光ですが、これを強く(M方向)すると緑(一般)色になります。
暗い夜空の青が、強く明るく(M方向)なると、茜色になります。
茜色の空が、さらに強く明るく(M方向)なると、昼の白色になります。
次に、暗い夜から昼に変わり光が強く(S方向)なると、空など青い色になります。
黄色く見える灯火も、近くでは光が強く(S方向)白く見えます。
夜は明瞭な、赤や緑の標識灯も近くでは白混じりで透明感は有りません。