LMセンサーの秘密 


 L・Mのセンサーの秘密

 これまでの色彩学は、三原色の(色素感覚)を基本としてをり、3帯域の分割、三出力(原色)の同時平行動作・・ が基本要件になります。  しかし三原色を元に作り出した規則、(加減法混色・6色色相環等色関数・・ など)で、 いずれも 「実際の現象には不適合」 なものが押し付けられてきました。
 先日の「センサー感度(L・M)の重なり」は、従来の三原色(帯域分割)方式では、何とも説明の付けようがナイのです。←(29日左端の図)
 (L−Mセンサー)
 先日の説明で、Sセンサーの感度は(400〜500nm)の入力感度で、青色域に対応する、は良いのですが・・ 、 L・Mセンサーは(どちらも同じような範囲なので?・・?)似たような出力になります。
 そこで、両出力の差 (L−M) を感度として求めると・・ (4〜500は、重なって出力はナイ)が、(600→700へと、遠くになるほど、感度差は大きく) なっています。
 つまり、(L−M)は、帯域の出力感度ではないが、この出力が大きいことは(波長に良く感度差が大きいことで、入力信号の波長分布の傾斜が大きい (色温度であり、ピーク波長域の位置) を示すことになります。
 (空気の色)
.. 「私達は、地球大気の底の生物で、常に緑の光の中で生活をしている」と言ってきました。 だから、私達の目の前には(必ず空気があり)、常に大気層)を透してモノを見ているのでした。
 ←大気の層は、緑色だったので、空気の色を(M’)として差し引くことにします。
 ← (M)はセンサーがキャッチした帯域感度。  (Mの移動平均値=M’)が空気の色とします。
 * S−M’ ←青色の感度ですが、(緑〜赤)色域の感度域との重なりを避けています。
 * L−M’ ←赤色感度ではナク、入力感度域の遠近を示します。 ←(感度出力ではナイ)
 * M−M’ は、緑色ではナク、 L・M域=M域の信号強度です
 (倍調波)
 (L−M)の出力値が大きいときには、ピークの分布位置は、可視光線域を外れて(近赤外域)へ外れます。 この倍調波感度はが、青色域に重なるので、茜色 (赤紫) に,青色が混入するのです。 ←(数学のダマシによらず、赤と青色は繋がるのです)

 ( 話がゴチャゴチャしますが、落ち着いてネ・・ 、この辺りは、昨年末に詳しくお話をした所です、くわしくはそちらを参照して下さい。)