色データの組立て 


  色データの組立て

 (画素データの掃引)
 視野全体の景色が網膜に映り、各センサーは光の状況をキャッチして、自分のデータとして持っています。
 これをアドレス順序に従ってMm行n列のデータ(第0行、0-1-2-3-・・・n、第1行、0-1-2-3-・・・n、第m行0〜n)・・と各画素を順順序に従ってデータ集めをします。
 錐体の、データ集計は、掃引サイクルに合わせて行われます。 データを渡した時点で、ご破算にし、次回の掃引まで、データの蓄積をします。

 (棹体の階調データ)
 棹体の場合は、1画素当たり100個もセンサーあるので、全データを読み切るには(100回の掃引)を要します(速い明順応が3秒程度)。 ←だから棹体センサーは、感光しても3秒程度は、データを保持しているようです。
 棹体データ(明暗)では、一つの画素を、さらに細分した (家番地に対する室番号) を持ち、予め号室指定をした掃引が(A号室、0a、1a、2a、3a、・・ Na 、1b、2b、3b,・・)のように、a号室のみデータ、次いでb号室のみデータ・・、の図面を(100枚)重ねると原図が正しく完成します。

 (移動平均
 株価や気象のように変動するデータの集計では、小さな変動を無視して大きな変化傾向を掴むために(移動平均)を使います。
 今日の最高気温が(35°)で、これまでの1ケ月の平均値が(25°)だったとします。 今日は期間の(1/30)だから{(35−25)/30}度だけ平均値の値を変化させるハズです。
 このように平均値との差に寄与率を掛けて、順次積算て行くと、1ケ月遅れの移動平均値が求められます。

 (画像データへの適用)
 画像データの集計にも、このような (移動平均)の計算法を適用すると 画面全体の平均値と各位置の値が偏差データとして求められます。 (短期間では初期に誤差が出ますが)実際の目の動作は長期連続してます。
 なおこの偏差値と言うのは必然的に(+〜0〜−)のデータになる、ことを見ておいて下さい)