色相環の誤り 


 (LMS入力による色配置)
  {第1図}は、LMSセンサーからの出力による、実際的ないろ配置の模型的な表示で、 {第2図}が、3軸直交座標による、色立方体を表示するグラフです。
 この内容については、これまでにも触れているので省きますが・・ 、ここでは(L・M・S)のデータ値が(+〜0〜−)の範囲に及ぶことを、挙げて置きます

 (RGBデータの色配置)
 {第3図}は、RGBデータを三次元直交座標に配置したものですが、RGBは色のデータで負値(−)が無いため、色の配置は、1象限の範囲に限られます。 3原色・3補色・白色の長さ (強さ) が夫々違っています。 各色の.範囲 (立体角)も異なり決まりません。

 (色相環の誤り)
 {第4図}は、(立体の6色色相環)を、 RGBデータ((3図)に(黒・白軸)を合わせた、ものです。
 右斜め上 (白色側) から眺めて色のリング(=色相環)を見ようとしたものですが・・ → (RGBを合わせるとCMYは大きい円になり 別のリングになる)  ←(全て

 ☆☆  現在の色彩学で、色の配置について (RGB系以外) は、みんな (6色色相環) を基本としたもので、 (世界中) 全員が 「色の配置を間違えて」 いるのです。  ☆☆
 (基本の色配置が違っては、配色・調合など応用も(みんな狂ってしまう)意味がナイよ・・ )

 (色の次数)
 膨大な色数を、如何に分かりよく表現し・どのように取扱うか?・・ と言う点から、(三次元配置 ←直交3軸などは、私達が勝手に考えているだけ) を (自然が) 採用したと思われます。
 ← 現在のフルカラー、  原色(R・G・B)3色、各色は256段階 (8ビット)とすると1680万色です。
 従来の色相環は、白黒軸と回転角度(三色)なので二次元です(※)。
 ※ (回転角度は、1本の矢印が動くだけなので1次元です。4図も、色相面が円筒状の色相面を考えると二次元になり、3次元のRGB立体と矛盾します。

 (色の分解能)
 目の視力を測るとき、どれだけ小さい範囲をの見分けヶ出来るか? (分解能)を調べます.。 色も同様で狭い範囲になると、色の差が見分け難くなります。 
 新色彩では、色は全方向に拡がりますが、旧来の色彩では(RGB方向)の1象限に限られるので、色の分解能は(1/8)に下がります。 ←(実用的な、色数が減ることになります)。