色は全色の混合 


  色は全色の混合

 (6色円環) について、円板状の平面配置が誤りなので、明暗 (白黒度) を考慮して使えば良いのです。
 ※いま、球形の色空間を円筒図法 (※) で投影した、と考えます。 {上の右の図面}
 (色の一覧図)
 図面は、横軸は、色環の並びです(波長に対応)。 上下が明るさで(光の強度)に対応します。
 ← (従来から本図に似たような図面が、有りますが、本図は(原色位置が上下している)のに対して、汎用の図面は(原色 が、中段一列に並んでをり・・、(色による明暗の差が有りません) 違っています。
 (色は分布の偏り)
 例えば(赤)の色があっても、その色の純度は、色を構成する光の帯域幅で違っていました。(2月12日)
 純度の高い色は帯域が狭く、他所の帯域を多く含むと光は強くなりますが色の純度は下がりました。
 色フィルターの遮断特性が(急峻な場合は)、帯域幅がハッキリしますが、実際しのフィルターの帯域特性は、ある程度緩やかで、完全な遮断ではなく、帯域分布に、ある程度の強弱を付けるもの・・と考えます。 
 色の純度が高く(帯域の狭いもの)特定の波長域の分布が多くレベルが高くなります。
 色の純度が低く、帯域が広いものは、他の波長域とのレベル差は少なく平準な特性になります。
 (円筒の切り口)
 だから、偏る(色の純度)は、特定波長域に分布が偏ることで、色の純度が低いことは、波長域の分布の変化が
小さいことです。
 いまここで、光の波長が色に対応してをり、色が円環状に並ぶなら、・・色の分布は、円筒形の筒を斜めに切った切り口のように考えることが出来ます。
 純度の高い色は、急峻な (傾斜角度が大きく)切り口、純度の低い色は緩やか(水平に近い切り口)二なります。
 円筒形のままでは見難いので、これを平面に展開すると、  ・・ 色に対応する波長分布は、分布は、全色の範囲内を(サインウエーブ)の形の分布をすることになります。
 (色は全色の混合)
 つまり、色は特定の色の強度を考えるのではなく、全色の分布強度の違い(色バランス)と考えるのです。
 色全体は、四方八方立体放射状に出ているが、・・ 
 人が(色として認識する)のは、特定の方向から球体の色で、(正面に向いた色が最も強く見え、90°の範囲がその色のために寄与します)、半球部分の色の積算を見ることになります。 
 視線と反対方向の影の部分が補色になります。