色の方向と範囲 

1  色の方向と範囲

 (課外授業?)
 広い範囲に渉った 「新色彩学」 も、一通りの範囲は終えたということで、講義を終えようか?・・ という話を出しました。  此れからをどうしたものか?、と・・ (思案中)です、皆さんのご意見を求めています。 (外国勢からのアクセスは多いのですが・・ 国内の反応が掴めません。
 * よく分からなかったので、内容を易しくして再度繰り返しを・・
 * 足らないところの補強と、最新の内容があれば披露すればよい
 * よく分かったから、これで終わり、でもいいよ・・  など
   ご意見見・ご希望のある方は、大至急お知らせ下さい。
 暫くは余談や残務整理にしましょうカ・・  、(このままだと、あと僅かで終わることにシマス)

 (色の名前)
 色の名前は、夫々の色の(使われ方によって、名前が付けられてきたので、地方・国・人種・歴史・・ や絵画・芸能・工業・宗教・・など、利用面からの違いなど・・ 色々あります。
 私達は科学的に色を扱いたいので、・・ 世界的に共通に利用できる(系統的な色名)がほしいのです。
 色彩の世界では、いろいろの提案はありますが、(色そのものが決まらない)こともあって、決定的なものはありません。
 色彩工学・光学方面から提起された、全色用の(RGBデータ)は、をかなり有効でな方式でしたが・・ )色名と色の繋がりが今ひとつ・・)で、一般用の色名としては、広がっていません。
 今回筆者らが、提起した、「色立体の座標位置表示」 は、RGB方式の欠点を克服し(混色用など・・ )に、非常に使いよくなったハズと自負しています。

 さて、今日はそんな大掛かりな色の話でなく・・ 、これまでの三原色は一寸具合が悪い・・という話です。

 (三原色)
 これまで色の基本として絶対的だった(三原色 赤・緑・青)ですが、色の三原色 (空・茜・黄) 色が入ってきて・・怪しくなってきました。
 先日のフィルター色の説明で、従来の黄色は(赤+緑)、空色は(青+緑)、茜色は(青紫+赤紫)ということで、色の範囲 (波長帯域幅=色の明るさ)が違っています。 ←(同じ明るさなら。赤々、青々、緑緑 色になる)
 だから、三色なら(赤・緑・青)でよいが、・・ 6色を並べ、比較するときは、(赤・黄・緑・空・青・茜→赤) では、いけないのです。

 (円環による色名)
 これまでの検討で、色は、3次元の直交座標空間で、、4軸(白黒・赤空・緑茜・青黄)8方向を基本として立体放射状に拡がることが分かりました。 だから、白黒を省いた、(三色や6色の組合わせ)は、根本から間違っていたのですが・・ )。
 どんなときも(必ず立体扱い)では、不便なので、都合によって(白黒を別扱い)もアリとしましょう。

 (6色環の色)
 色環一周で(360°)とすると、三原色(赤・緑・青) は夫々が(120°)で、 6色環なら(赤・黄・緑・空・青・茜) が、夫々(60°)です。
 先日、黄色は(赤+緑)、空色は(青+緑)、茜色は(赤紫+青紫)、 などと言いました、そうするとこれらの色は(240°)の範囲になります。
 (180″) を超える部分とは、打ち消し合いになる(補色)ので、同一色は不適切なので、色の最大範囲は(180°)迄とすべきです。
 (赤・緑青の原色が120°で、空・茜・黄の補色が180°)も、不自然です。

 (色は方向で示そう)
 色は、実際には、多くの色が集まったものなで、一定の帯域幅があります。その中で
 強度の強い中心的な色を代表色で呼ぶことにしましょう、つまり 色は、その向(角度) だけにして、 色の幅は、別に指示 (色純度など) することにしましょう.