色相環の誤り  


色相環の誤り)

(6色色相環
 三原色とその補色の中間は(灰色)なので、ここで3つを結ぶと花のように開くことが出来ます(2.7)。色の並びは(赤―黄―緑―空―青―茜―(赤))で、これを補間すると連続的な(色環)になります。
 これを円盤状に並べたものを(色相環)と呼んで、色並びの基本と考えました。
 (これは、感覚的な色並びで、(次項で示すように)明度が異なるのに、ムリヤリ円板状に並べたものです)
 (2段の三色円板)
、(同じ明るさ)三種の色は、相互に混色しても(同明度)です。 だから(赤・緑・青)の3色を、混合・補間すると、(三原色の色環)が作れ、円板上に並べることが出来ます。  同様に補色の(空・茜・黄)の3色でも(補色の円環)が作れますが、2枚の円板は明るさが違っています。
 (色相環の明るさ)
 三円の外縁で・色の中央に印を付けて、(赤→黄→緑→空→青→茜→(赤) ・・) と糸を通して行きましょう。 これは、色相環の色の順序でしたネ (2月7日)。
 上は(補色の円板)で、明るさは(2)、下は原色の円板で、明るさは(1)なので、 6つの原色を巡る(色相環)では、上と下の円板の間を (第1図) のように、糸が上下 しながら繋いで行くことになります (つまり明るさが変動します) 。.
 元々、三原色と三補色では (明るさ) が違うので、この集まりで、平板(明度一定)を求めるのがムリなことです。
 ∴ つまり「円板の6色色相環」は存在しないのです。

 (現行の立体色相環
 ・・現行の色相環( 円筒・円錐・球形やその亜種など)、殆どの色立体が、
☆☆  (円盤状の6色色相環)を基本にしたもので、・・ 全てが上記の点で、間違いを犯しています。  ☆☆

 (等色関数も誤り)
 等色関数も、(x+y+z=1) という形で、三色が平面三角形で拡がる、と考えます。(また、補色三原色や(負値)の考え方も有りません。 

 (色相環は観賞用の作品)
 (色相環は、もともと(経験的な色並び)の話で、いわゆる (絵画や趣味)の世界のもので、理学や工学で扱う筋のモノではナイのです)。
 いきなり難癖を付けるのは、「ナンセンス」ですネ・・。理工学的な不備を承知して扱うべきモノでした(場が違う)。
 これまで(光の正体)が判らず、色の原理も掴めていなかったので、現在の色彩学殆どすべてが、旧三原色に頼ったもので、理工学的には誤りの集まり(まさに砂上の楼閣)です。