色の周期性 

★★ 昨日は、誤った原稿が(手違いで長時間)掲載されました。ゴメンナサイ ★★

 (色の周期性)

 (赤紫と青紫)
 昨日のスペクトル図でも見るとおり、(青紫)と(赤紫) の波長域は、離れているので (隣接色の干渉 は、起こらないハズ) ですが・・ 、実際に、可視光線域の端の波長域は、(青色や赤色) では・・なく (※)、(青紫)または(赤紫) 色に見えます。 
 ※ ← どちらも可視光線域の端なので、(光が弱く)観察は明瞭ではありません。

 (赤と青の接続)
 古い昔から、(紫色を補間)すれば、全色を円環状に並べることが出来るとして、(六色円板の色相環) が考えられてきました。
 この(色のリング)は、、便利で、経験的な感覚にも一致したので、現在でも (色配置の基本)と思われています。
 ← 現在の(色相環は、円板の中心に、白黒軸を立て (円錐や・円筒形など・・ ) 立体になっています
 ← (なおここの、色が円盤状に並ぶ、が、間違いを呼ぶ元になるので、注意して下さい)
  しかし、これまでの三原色(波長分布による)の説明では、赤紫色域と青紫色域は、可視光域の両端なので・・両者の中間に(紫色)を挿入する理由が、全く無いのです (※)。
 ※ ある色彩検定の解説では、(紫の色光がナイ)と説明していました。
 ※ 現代の色彩学 (等色関数) では、,「色感度を数値変換する」と・・詭弁を弄して誤魔化しています。

 (倍調波による茜色)
 目の感度特性で、  赤色域は低感度ですが、強力な光を許容ます。 それに引き換え青色域は、最高の感度ですが・・強い光はダメ(白飽和) です。 赤色光が強力なときは、近赤外域の倍調波が、(青色域に出ます)。
 波長では、可視光線域のすぐ外の(近赤外域)←(800〜1000nm)の倍調波は、(400〜500nm)の青色感度として検知されます。
 つまり、近赤外線域に光が存在すると、赤・青双方のセンサーに感度が出るため、紫色の色感覚を発生するのです。

 (図面の説明)
 前項を理解するための、バックグランドとして、見て下さい。 (左上から順に・・)
 {第1・5図}  LMSセンサーの感度図です。 青色(S)感度が高いこと・・、
       (LM)感度は、高レベルの赤色・赤外光を扱う、 ことを見て下さい。
 {第2・3図} 太陽光の分光分布でほぼ水平。電球など身近な光では赤色の分布が大きい事を見て下さい。
 {第4図}  キセノンランプの分光分布ですが、発光域は(むしろ赤色域を外れて)〜1000nm以上に拡がっています。
 {第5図} 色温度4・5千度の光は、S・Lのみの感度があり、このとき茜色に見えることになります。
 {第6・7図} は「音に学ぼう」と、光の波長について, ,色の周期性 (色環) を示唆した (2010..2.19) ものです、
  {第8図} は、太陽光の波長分布を、筆者が「色環図」にしたものです。