三原色とRGBデータ
三原色とRGBデータ
(色彩論の変遷)
古い昔から、何故色が見えるのか?、色の配置や構造は?・・など、確定的な答えが無く「色は永遠の謎・・」などと言われて来ました。
(自然発生的な色素三原色)
古い昔から、三原色論があり、その基本は、3種類の色素が物の表面に付着したため色が見える・・ 、というものです。
この(色素の考え方)が、(絵を描く)などの実際的な経験と結びつき、色彩学の(底流れ)として定着)しています。
どの色彩論も、(色は、元々天然自然に存在した・・)との考えで・・(色の基本に触れない)、色の配置や調和が重視されてきました。
(近代科学と三原色)
ニュートンは、分光実験で(光が色の原因・・) を明らかにしました.。
光と色の対応から(単一光探し)が行われましたが・・、その末に・・、 ← 3分割した光が、色の原因ということから、(色光)と呼ばれ ← (ニュートンは、光に色は着いてない、とi言ったが・・) 可視光線の範囲を3分割して(赤・緑・青)に割り当てる(三原色方式)が提起されました。
光と色の関係を、纏めて整理をしたものが、(グラスマン則)で、ほぼ完成されたものでした。
(光の三原色 ←色素論)
色素論は、 (色光は)光に色素が付着したもの・・、物体表面の色素が、色光を選別反射するため、色が見える・・、というもので、 色の原因をすべて色素(大きさや重さはナイ)に求めます。
すべての色は 三原色の組合わせで出来るということで、・・
R G B 色 R G B 色 1は色がある
1 0 1 紫 0 1 0 緑 0は色がナイ
1 1 0 黄 0 0 1 青
0 1 1 空 1 0 0 赤
1 1 1 白 0 0 0 黒
(総量は0〜3と変わりますが材料だけを見ています
(RGBデータ方式)
光が無ければ(黒)で、(色光)があれば(色)ということで、黒をを基点(0.0.0)とした「直交3軸方向に(色のデータを配る「RGBデータ方式」が、作られました。
色の方向は、黒の基点から(R・G・B)軸に囲まれた方向(※)です。 軸目盛りは光の強さ、 黒から色までの距離が(色の強さ) ・・と、考えられました。
このRGB方式は、色の合成や調整を数量的に扱えるもので、データ扱いとしては完璧で、現在も工業用やパソコンのデータとして多用されています。
データの表示値と色感覚が一致しない感じがあり(色彩用途)には余り広がっていません)
※ 色を色素で考えるので、データに(−)値は存在せず、データ範囲(色空間)は、(+)方向のみ(第一象限)に限られます。
(図面説明)
* 左端の図は、すべての色データを、RGB軸に配置したものです (座標基点は奥なのでで見えていない)。
RGBは、元々色の表示や操作に使われる、データの表示法で、 ・・ このような、色範囲の全部を表示した、(立方体)を実際に見る事は、ありません。
* 第2図は、先日の(L・M・S)センサーデータを表示する「直交座標による、データの表示」 です。
* 第3図は、RGB方式の グラフ表示です。 データに負値(−)が無いので、色の方向は、第一象限に限られて、方向も大きさも揃いません。
* 第2図では、色は中心から放射状に、8方向に開き、隣接の色との角度や大きさも揃っています。 だから8つの色は同等で、格段の差 (有彩色・無彩色)はありません。