色の明るさ 


 (色の強度)  
(色の強度)
 これまでの(色環や色票)で色を並べると(色相)によって色の強さ(目立ち加減)が随分違っています。 今日の図面は、「マンセルの立体型の色環」ですが・・黄色は、横に張り出し(明るく強い色)、(青色は暗い色だが色度が強い)ことを示しています。 ←(筆者の立方体に似ている・・ハハ) 目の感度では、青色の感度が高いハズなのに、暗い色になっています。(強いが暗いは、つい見過ごされそうです)
 (色の強さ)とは・・一体何なのでしょうか?、色の目立度(色の刺戟)の強さでしょうか?・
(太陽光のレベル)
 太陽光の強さは(広い波長帯域で略一定)で゙知られています。 光の強さ(エネルギー)は、周波数に比例するので、 → 太陽光の場合、青色の方が、赤の2倍近くも(エネルギー強度)が強いのです、・・ 一瞬オヤッと(逆のように思った)のですが・・?  (赤外線や紫外線では、色も見えず、光も感じない)ので・・、色(感覚)と(光の強さ)は別モノでした。
(青紫と赤紫)
 一昨日(11.6)の円筒表示では(色の回転を見せるため)高さを揃えていますが、右側の茜色は左側より2倍(光エネルギー)は強いのです。 ←この図は、正しくは右上がりで、2つの茜色(赤紫と青紫)は接続してないのです。
(光の強さと明るさ)
 一般に光の強さという場合、光の仕事量(エネルギー)の大きさ(照度計など)を言います。 また、光の強さは(周波数に比例(f=c/λ)とfとcは逆の関係です)をするので、ー青色光は、赤色光より(約2倍)光が強いのです。
 → 太陽光のばあい、(エネルギー強度一定)なので、(青色光のレベルが低く赤色光のレベルが高い)ことになります。
 目は、(光の明るさ)として光の粒数(光量)を調べるので、青色光が少なく(弱い)赤色側を(明るい)と感じるようです。
 → 黄色は自身の帯域を持たず、(赤+緑)の色範囲を合わせたものです
(色の明るさ)
 色料(絵の具など)でも純色(最も色どの強いもの)を並べると、(赤や黄色が明るく、青を暗い)と感じます(1昨日の図表も色明度で並べたが、青色が弱い感じがします)
(入力感度と出力)
 遠距離の弱い電波をどれだけ受信できるか・・、どれほど微かな音が聞き分けられるか・・、つまり感度が高いというのは、(出力が大きいことではなく)どれほど(小さな信号が扱えるか?)ということです。 この点で、色彩関係では皆んなが、感度表示を間違えています(比視感度など)。
(青色の感度)
 青色センサーは、最底のレベルで動作するので、(高感度)ですが(大きな出力)は出せません ←(センサーの数が少なく(※)許容量が少なく、すぐ出力飽和(頭打ち)を起します。つまり(俗に言う(出力感度)が大きくないことが、青色が強く見えない原因なのです。
 ※ 青色錐体の数は少なく、他との比較で(6:3:1)とか、(1/60という人もある)