色バランスと順応 


 (センサー感度と色)
 私達が、物の形や色を見分ける、仕掛け(緑色の空気を、無色に変えて、その向こうの色を見る)が
分りました。 ←この巧妙な、色の機構(自然の力)に(オドロキますネ!)筆者が(視覚システムと呼
ぶ)のも頷けるでしょう。・・
 「光と色」の総まとめ、として、色の発生原因といろんな現象との関わりを、見て置きましょう。
( 分光反射率曲線)
 今日の図面は、物体表面の色((光分布)と(色感覚)の関係を、・・(分光反射率曲線)と(センサ
ー感度図)で調べて見ました。 ←(青の感度域は(S−M)、赤の感度域は(L−M)で考えて下さい)
 ★★ 緑の感度反転(−M)については、明日修正します。 ★★

 * 図面は、色紙の分光反射率曲線(色光の波長分布)です。
 * センサー感度のスケールは、光の強度に合せて上下させます
 * 白色は、ほぼ全域で高い反射率なので、3センサー共に感度があります、
   黒色は、全域が低反射率で、光のレベルが低く、どのセンサー感度にも掛からない状態です。
 *(白熱灯)センサーの感度差によって、ほぼ白色になり、光分布ほどには赤くは見えません
 *(赤)センサー出力の(L−M)を使用とすることで、赤色のみが得られます。
 *(青)は低レベル(暗い)でしか存在しない(レベルが上がると白くなる)。
 *(茜)(赤と青)だけに感度がある、特定のレベル(明け方)のみ存在する色です。
 *(緑)本図のを改め(スケールを上に移動する)と曲線の外縁の外側と一致する。
 → Mセンサーは、反転(−)出力が、緑の出力として利用されるようです。
 *(空) SセンサーとMの反転 ←(スケールを少し上に)した方が良さそう。
 *(黄)LとMセンサーの重なりですが、この色料は(赤緑)で(黄色光ではない)

(光の強度と色感度)
 次は、暗い夜が明けて(光のレベルが次第に上昇した)と、考えます。
* トンネルの中や闇夜では、殆ど光が無く(棹体センサーも感じない)ので真っ暗です。
* 山頂や田舎では、闇夜でも星明りなら、漸くモノが見える(棹体が感じた)程度の明るさです。
* 都会の夜は、地上からの反照で、空が青くなり(Sセンサーのみが感光)星は消されて見えません。
* 田舎でも、黒い空が、東方から白みかけて・・星が見えなくなり、茜色の空に変わってきます(Lセンサーの感光レベル)ですが、・・つまり「赤い標識ランプがよく見える、夜景がキレイ」といったレベルです。
* 更に明るくなって、やがて日の出となり、辺りの景色がまっ赤に染まります(この時間は短い)。
* 日が昇るにつれ、色は黄色(Mセンサーが感光)から白(空色)へと変わって行きます。
 ← 懐かしい昔の山登りで(高い山での夜明け)の色変化ですネ ・・今の大阪では、月と木星が残って居るだけ・・)
 (筆者はこれまで、「三原色の(3帯域分割、三原色(素)割当て、同時並列に動作・・など」に反対し、・・「光の強さによって色が変わる、色は頭脳の判定結果・・など」を主張し続けてきました。

 ← 今回、色の発生原因は(センサー感度と光の強度レベルの関係)がハッキリしました。
 ←もうこれ以上は、筋の通らない可笑しな、デッチ上げ論(円板の色相環・減法混色・等価関数など・・)なんかは、もう止めにして下さい・・(初心者は迷います)