光レベルと色 


 光レベルと色
 いつか、「人の祖先は水中生物だった」などと、話ましたが、それは目の構造が、夜間の弱い光や赤色側に強く(水中生活向き)で、紫外線や青色側に弱い(危険な強い光を避けるため白くなる))傾向が、見られるからです。
 視覚の基本は、棹体の(明暗)情報が主力で、色感覚は後天的(水中から陸上に出てから)獲得したモノと、思われます。

(光レベルと色の対応)
 右側の図面は、(比視感度)で、光の入力に対する出力(色感覚)比率のことで、 この図では、入力レベルの上昇に対して、出力側が比例しない(頭打ち傾向)ことを示しています。
 人の目が、同時に扱える(明暗の範囲 )は、意外に狭い(6Lv程度)ので、大幅な光強度の変化に対応するため、目の虹彩絞りで光量調節(明暗の基準レベルを移動させる)を行います。
 ←(このため、(色・明暗)のレベル扱い(スケール目盛り)が、棹体と同じ(対数型 ←広範な範囲が扱える)になっています。
  色情報は、基準を持たないので、棹体の明暗情報で(色の基点)を決定します。
 ←補色は明るい色に隠れて、通常は見えないものです
(色判定のレベル)
 色の判定作業は、錐体センサーの(最小感度域付近をを利用)した作業なので、前項のように、外来光の(レベル)を移動させて計測します。
 ← 実際のレベルの適合は、入力光の光量を(測定レベル)まで絞りますが(グラフでは(感度曲線を光レベルに適合するよう)に下げて行きます。