空気の色 


  空気の色

(空気の海)
 生物の進化の系譜で、人類の祖先が水中生物だった(かどうかは、別として)・・、私達は、地球の表面を覆う(空気層の海の底)に生きる生物です。
 太陽からの光は、遥か上空から地表へ向かって進入する過程で、大気層によって、散乱や吸収を重ねて消耗します。
 この(散乱・吸収)は、空気の屈折率によるもので、波長の短い順に(紫外線領域から始まり→藍→青→空→緑・・)と進み、波長帯域の分布は、次第に、赤の方に偏って行きます。
 空が青いのは、光分布の中の、短波長( 〜青)部分が、上空の空気で、散乱されたためです。
 → 宇宙(衛星)からの写真では、いつも(青い地球)が見えています。
 光が空気層を更に進んで、丁度地表に到達する頃には、(紫外線は殆ど無く、青い色も空で散乱して弱くなり)、(緑色の波長域)が最も強く残っています。 → 地表の生物(植物)はすべて、緑の光を活用して生活する仕組みを作り上げています。
(水中の光)
 水の屈折率は(空気より遥かに高い)ので、(赤色域)の散乱・吸収が激しく)10メートルも潜ると(暗い世界)になります。
 水中の生物(光が届く浅い海)では、殆どみんな(赤色の感度)を利用しています(魚やカニ・海草など、すべて煮ると赤くなります)→ (深海は光がナイ)
 ということで、私達は(緑色の空気の海の底)に住んでをり、←(常に緑色の景色を見ているのです)
∴ 水中の色変化は、(NHK高校物理)で、実験して見せてくれます。

(緑色の空気層)
 反論! (ダッテ何処も、緑色に見える所はナイ・・筆者が二日酔い?・・)
 宇宙飛行士は、(地球は青かった)と言ってますが、これは地球の外から見た景色の話で。実際の地球や途中の空気の色が青かった、と言う話はありません。
 海の場合、10メートル程の深さで(緑→黄→赤→茜)色を吸収・散乱した筈ですが・・、筆者も(海に潜って)こんな色変化を見たことが有りません。何時も、気がついたら、何時の間にか暗くなっています。
 人の目には、自分の居る場所の(光の色は見えない)仕掛けがあるのだろう・・と思っています。
 (写真、 さて筆者は、これから一体何処へ行こうとしているのかナ?・・・)