混色について 


 混色について
(混色について)
 「混色」を直訳すると(色を混ぜる)となりますが・・、どうやら、(光の加重照射)や(色材料の混合)のことのようです。 
 色は、目に入る光の刺激によって起こる反応(頭脳の精神作用)であって、人が(外から直接操作)出来るものではありません。
 色料は、通過する(光の組成を変える ←波長の選別吸収)もので、それ自身が色を出すのではありません。
 この二つの動作は全く違うもので、「混合」の言葉、とくに(加カ減法混色は ←混乱を産む元)になっています。
 これからは、(光の重畳)や(色材料の調合)・(フィルター層の積層)など・・動作を分り易く、的確に表わすことにしましょう。
(加法混色と減法混色)
 本講では、現在の(同時並列動作の)三原色説に全く組みしません。とくに(減法混色や等色関数)などは、何も解決しておらず(悪意のゴマカシで、混乱を持ち込むもので)、排斥しましょう。
 色彩の書籍で出ていた(混色)は、印刷ドットのような(視力の分解能の限度)による(混色)や、回転コマの(継時間混色)の話などです。
 この他、絵画を描くときの(色配分のノウハウ ←(職人・芸人のカンの世界です)が、書籍では(混色法)として扱われています。
 結局、色彩を物理・科学技術のように(系統的に、数量的)に取り扱う(混色の手法)は、全く存在しないようです。
(表面の色)
 物体の色を扱うとき、(物体の表面で反射する色)は止めましょう。 反射とは、研磨した金属の表面などで見られる(鏡面反射)のことです、 光の進行方向は変わりますが、元の性質(強度や波長成分など)は殆ど変わらずその儘です。
 一般の物質表面の色は、一たん物質の表面に潜り込んだ光が、屈折・乱反射をして再び表面に出てくるもので(散乱)です。だから、光の進路・分布に関しては(散乱)・色の性質は(透過光)と考えます。
(色料はフィルターの粒子)
 色料を、(色の源)だと考えるから、全てがオカシクなります。 ごく小さいガラス玉かビーズ玉の集まりと思ってください。
 フィルター層は、特定の光を(選別通過)させて(色の組成)を変えるものです、このとき、目的外の波長帯域を(吸収)するので、必ず光の(減衰)を伴います。
 ←(だから、色を選ぶのではなく(反対色を減衰させるもの)と見るほうが良いのです) 
(カラーパレット)
 (6つの色面)は(カラーパレット)だ・・と言いました(8月3日)。 来週からのテーマは、(パレットによる色混合)にします。 ←(絵の具をお持ちの方は、本当かどうか?・・ゼヒ(予備実験)をして見て下さい) 
 色彩の書籍で出ていた(混色)は、印刷ドットのような(視力の分解能の限度)による(混色)や、回転コマの(継時間混色)の話などです。
 この他、絵画を描くときの(色配分のノウハウ)が(混色法)として扱われていますが・・(職人・芸人のカンの世界)です。