4つの軸と色度 


 (4つの軸と色度)   図、色の分布
(表面色の明暗)
 立方体の(白黒の軸)を垂直にして、横から眺めて見ます。 下の方は暗い色ですが、上に行くほど、明るい色になっており、(軸を回転させると)(赤・緑・青)色は、軸長の(2/6)の高さで、(黄色・茜色・空色)は(4/6)の高さになっています。
(4つの色軸)
 これまでの話で、色軸には(白−黒度)以外に(赤−空)(青−黄)(緑−茜)があります。 これまでの色彩は(明度)を特別扱い(色の三属性)としてきましたが・・、
 全ての色は、この4軸を持つ立方体に所属しており、必ず(4つの色度)を持っています。
 ← 上の右図に見るように、(Y)面の中央では(赤1、緑1、黒1、黄1、=計4)の色度が重なっています。
(原色も四色の合成)
 いま、左端の(赤色頂点)の色は(黄1・白1・赤3・茜1=合計6)の色度を持っています。 つまり赤色が(3)と卓越してはいますが、緑の反転の茜1・黄1・黒1 と、別の色が(原色)の性格を作っているようです。
 ← 原色(赤)は、自然の(赤色 ←光学的な色並びの)以外に、他の色(茜・黄・黒)を含んで(より濃い赤色)になっています。(← 等色関数の色範囲のウソ)
∴ ここでは、例として(Y面)を採り上げましたが、色面やコーナーの色を変え(色配分の数値関係は変わらないので)全ての色に適用できます。
色相環の考察)
 立方体を白黒軸で回転させると、色相環の色並びのように見えます・・が(次のことを注意深く観察して下さい) →、こちらの色立体は、原色は頂点なので回転によって上下(明度が違う)します。
 従来の(色相環)は、(6)原色を、水平・円盤状に(明度を無視して、強制的に円板に並べた)ため、上下動は起こりません