色の拡がり方 


 色の広がり方
 今日の例として採り上げた図面は(下が黒・対向の上が黄色で)Y面です。
 立方体の表面の色は、四隅の色が沁み出て、相互に混じり合ったようニなっています。(プリンタの性能が悪く色変化が見難いですが・・ゴカンベンを!
(稜線の色)
 右上が、黄色の隅から緑の隅までの(稜線の色の変化)の様子です。 頂点は原色ですが、距離が離れる程と他所の色の混入が多くなってきます。 
(図面では、緑が強く見えていますが)色の変化は直線的で(元色までの距離比の反対)になっています。
(面の色の分布)
 面内の色の分布は、図面のように、縦横に勢力が張り出し合ったような形になっています。「一見、扇型の分布を考えますが、これは(1色だけで平面のとき)です」 
 ここの色は、立体全部の色がお互いに作用し合って出来たもので・・、実際の色配置は、色軸の図・や明暗の図など(8月6〜14日)を参照して下さい。
∴ 赤色と緑の間の色は(灰色に見えますが)、色(相)としては(赤緑色)
  、黄色と黒の中間は(灰色に見えますが)、色(相)としては(暗黄色)、です。
 白紙が背景なので、本来の無色部分が(暗い灰色に)見えているためです。
(4軸色度の集まり)
 上の図から、表面の色は、(4つの色度)の集まりであることが判ります。(原色)の色度の強さが表面に現れたのが色面で、立体内部での分布は、中心を通って斜めに対向する頂点間の軸目盛りによります(4軸8原色、8月14日、参照)
∴ この図から、 赤と緑の混合が黄色ではない(黄色を作る要素として働く)ことを見ておいて下さい