その他の色感度 


 その他の色感覚
(色の濃度)
 先日(8.16)、絵の具に水を注ぐと色が薄くなり(色濃度)が変化する、・・と言いました。
 画像の最小単位が(画素)で、そこには(色や明暗)の情報が集まってをり、この場合(色の密度)が、水(色彩度0の無色)で、薄められたと考えました。
 従来の色彩学では(、光の強度・白黒・色明度・彩度など・・)が支離滅裂で・・、(色の濃度や密度)は(想定外の現象)だったようです。
(濃度の限界)
 絵の具の色を水で薄めることは容易ですが、色を濃くするのは(限度)があって困難です。
 水を減らして乾燥したときの色を、仮に(材料濃度100%)とします、← (物体の表面の色が水で薄められたものです)。
 色は、画素単位で決められました。 ある部分を見て(一つの色)と思っても、実際には、複数の(色情報や明度の情報・その他・・など)を、纏めて見ています。 だからどんな色材料でも、色度が完全(100%)ということはナイのです。
(白紙の反射)
 私達は、物体表面の散乱反射光を(色)として見ています。 太陽光(一定方向からの)光が全方向に散乱反射して、それを一定方向から眺めるので、光の強度は極度に弱くなります。
 太陽からの光を、 全ての波長域を反射した場合を(白色)、特定の波長域のみを反射し(その他域を吸収する)ことで(色)が見えるのです。
 白紙の反射率を1(100%)として、色別の反射を示したのが(分光反射率曲線)でした。(2012.7.06)  ← 色に基準がナイので、話の都合上、一応、参考用の基準とします。
(光の凝縮・拡散)
 前にのべたように、水で色が薄くなります。画像もレンズを通して拡大すると、ボヤケます。
 ツルツルした反射面で(凸型)のばあい(画面が凝縮されて)色が濃くなります。窓や蛍光灯などは、小さな(点)になり、明るく輝くように見えます。 おれらは、一定の画素面積の中で(光の密度)が高まったため、と考えます。
(蛍光色)
 蛍光色は、紫外線が可視光線に変換されたもので、色の反射比率が(200%)とされますが(減った領域が明示されず)やや疑問です。
 赤と緑のリバーシブルのコートがあります。見る方向で色が変わるので、特異な(偏光特性)を持つ繊維のようです、と思われます。
 蛍や夜光虫の発光メカニズムや燐の燃焼や蛍光材料など、また冷陰極・強磁界の発光など発光メカニズムの未解明のものが沢山あります。
 最近の高輝度放電管など・・、鋭いスペクトルの色特性も未だに詳細不明です。
∴ 以上、従来の色彩学では、触れられていない(視覚の基本)が、他にもありそうに思うのです。