青色センサーの働き 


  青色(Sセンサー)の働き
 (ダイオード実験)
 上の図は、発光ダイオードで(光量を変えて色の変化)を見たものですが・・。 最小感度レベルは、大きな(違いは無さそう)でした。
 が、入力レベルの許容幅は色によって違いました。見え始めから次第にレベルを上げると、(青色)はすぐに(白く変色)飽和してしまいます、緑も略同様ですが、(赤色)の飽和は不明瞭で(黄色く変化するが)白くはなりません。
 ← (ここでは、青色のみが、白色飽和をする。緑光が隣接の青光成分を含んでいた、と考えます。
 ← (センサー感度・色などは、2012、3月下旬〜4月を参照)
(Sセンサーの働き)
 色判定の主力は(LMセンサー)で、Sセンサーの働きを(危険防止)としましたが(今一)なので考え直して見ました。
 LMSのセンサー数の比率は(6:3:1)とのこと(右側の図面は、網膜のセンサー分布)、さらに錐体の分布は中心付近に集中・・とのことなので、・・ Sセンサーの、視野全域での(平均的な分布密度)は、非常に少ない、と思われます。
 ←実際にも、他の色と較べると青色の分解能は(かなり劣る → 此の儘では物の形や色判別にも支障が出る)と思われます。
(青色の用途)
 身の回りに目を向けて、青色の用途は?、と考えると・・、(青空や海の青)を思い付きます。
 私達の生活上の明かりは、事実上(太陽光に限られて)います。 太陽光は青色を多く含みますが、多くは上空で散乱するので、空が青く見えています(海が青いのは、空の色を映したもの)。 だから(青色の光源)は、事実上太陽光に限られるので、 青色を検出する範囲は(空)など遠距離からの光です。  直接太陽の危険を避けるため、(青色にのみ白飽和)も頷けます。
 青色を検知しない範囲は、地上(木などの構造物)など、近距離からの(散乱反射光)が多いので、(錐体の色感度)・・と、使い分けをするようです。
(空域の判別)
 空域は、棹体センサーによる(明暗動作)では、上空からの(鳥の襲撃を避けるため)高感度を求めたようです。 夜も棹体の高感度動作なら(星明り)が利用できます。
(錐体感度)
 実質的に(赤外域の光分布)も感知するもので、(獲物や仲間の体温・気配)を察知しする・・など感度域を赤外方向に広げた、と思われます。