色彩度 


 色彩度       図、色彩度(差替えました ゴメン)
 旧色彩では、色は(黒から拡がる)もの、と考えているので、3属性など・・大きさ(黒から)や角度も揃わず、規則性が見えません。 とくに(彩度)は、カラー写真を白黒化(色味を抜く)技術で、色の基点や度数はありません。
 (色彩度)も、色の増減(彩度)を扱いますが、(中心基点・方向や度数)が異るので別に(色彩度)と名付けました。
(同軸立方体)
 この色立方体は、一定の板厚の箱が、何層にも重なって出来た(同心立方体)と考えます。
 表面(の色)を薄く(玉ねぎの皮のように)剥がすと、下に殆ど同じ(僅かに濁った)図柄の立方体が中から順次現れます。 図柄の面(正方形)は次第に小さくなり、最後は中心点(灰色)に行き着きます。
(三角錘)
 立体上面の稜線と中心点を結んで、上蓋を開くように切り離すと、逆ピラミッド型の四角錘になっており、←(色のお箸し)が集まっているように見えます。
(色彩度の方向)
 蓋の先端は細く灰色です。逆に言えば、端の先端(中心)は無色ですが、表面に向かうほど色が鮮明になってきます。
 つまり、 ☆☆☆・・色模様(‥色彩度)は、(中心から外に、立体放射状に)拡がっています。
 ∴ ← 色彩度の方向は、色の面に対して垂直ではなく、傾斜している(場所によって異なる)ので要注意です。
 具体的な、解析や操作法は、この後(次章 色彩の応用)に纏めます。
(色彩度の独立)
 今回の、立体的に拡がる(色彩度とその方向)は、全く新しい見方(色扱い)で、従来の色扱いでは(全く困難とされた ※)、色要素(色相と色彩度)の(独立の操作)が可能になりました。
∴ このことが(どれ程大変なことか・・)いま筆者は、触れませんが・・中身を十分知って驚いて下さい。
 ※ これまでの色彩では、(色の要素は、相互に関連する → 例えば、或る色の一つの要素(色相)を変えると、他の全ての要素(明度・彩度)が必ず変わる・・)が、色操作の鉄則・常識でした。
 古い時代から(他に影響を与えない)色の変化(独立制御)は、多くの人が(理論や実践でも)求めましたが・・。そのような操作(混色法)は、到底有り得ない(理想の夢)と思われていました。