色の構成へ進むに当たって 


 新色彩学(色の構成)に進むに当たって 

 私達のこれまで、(なぜ色が見えるのか?)(どの物理現象が色の元になのか?)・・を追求してきました。
 私達の視覚(システム)は、物体の表面から反射した光(散乱反射光)を集めて分析(光の特性 ←強度レベルや波長分布の変動など・・)を行って(色や形)を作り上げ(※)利用しています。
※ 光量の少ない夜は、棹体センサーによる(明暗)が主力ですが、光量の豊富な昼間は、同時に(錐体感度の解析)も行われ、、即時に(カラーの動画像)に組立てられます。
(これまでの色の基本)
 色は、昔からの人の感覚で、その原理や現象について、色んな説が出されてきました。 近世になって近代科学が進み、その成果(新しい理学的な知見を(未消化のまま)押し付ける(科学派)と、 古くからの(経験・感覚的事象を盲信する(色彩心理学)派との対立となりました。
(利用に合わせた色彩感覚)
 我々の色彩感覚は、長年の生活経験から(利用にて便利なように)進化し創られ(改訂・調整され)てきました。 ←(例えば、法泉の種類・範囲は昼間の太陽光を主力とした可視光線範囲、夕方など光の変化への色順応。夜の明暗(高感度)への順応、・・・など) 物理的に捉えようとしても、入出力が(簡単な物理・数式では表せない ←(ノンリニヤという)現象が多く・・古くからの経験的事例とは相容れないケースが多く出てきます。
 (科学の利用)
 自然は偉大で、実に奥深いものです。 これに引き替え我々の科学は(常に開発の途上で)未開発で至らぬ分野が数多くあります(掘り下げるほど不明の所が増えてくる)のが実情です。
 このとき、焦って(特定の考えを押し付けてきた)のがイケナイのです、未解決の事実は事実として受止め、その後の(解決への努力)を惜しんではイケナイのです。
(これからの色彩学)
 私達は今回、「これまでの色彩学の誤りを正し、新しい色彩学の一端に漸く辿り着いた」という所でしょうか?・・・(色が見える)ことの原理が見えてきた・・・ということです。これまでの色彩学の基本が大きく変わりました。
 ここに至ってこれまでの色彩学(色の構成)が、そのままで良い筈が有りません。新しい知見を受けて、大きく変わらざるを得ないのは必定です。
 どこまで 具体的な(疑問や新しい解決法)が出せるか?・・分りませんが・・一応順を追ってこれまでの色彩学と、比較対照を行って見たいと思います。