波長表示は分かり難い 


 波長表示は分かり難い

 (波長表示とグラフ表示法)
上の図は、太陽光の熱輻射の様子を示したものですが、波長(500nm)をピークにして、急激な右下がりの減衰型になりました。 色彩書の「(可視光域)太陽光の分布図」でも大抵(右下がりの図面)になっています。 (太陽光の分布は「広い範囲(可視光線域)でほぼ一定」で知られていますが・・)。
 これらの(グラフ表示)が、波長表示(一定幅)のため、長波長域で(目盛りが間延びして ※)レベルが低く表示されたものです。
 光りのレベルを扱うときは、周波数表示にすると(エネルギーの関係が、明確になる)、さらにグラフ表示では、対数表示にすると、(同一レベルの光りは同じ高さ)になり、レベル比較が容易になります。
 ←(光りレベルを一定に揃えた場合、(エネルギーの)強さは[周波数に比例するので、高周波((短波長)側が強く(低周波側が弱く)]傾斜します。

※ ←(ドレミの「ド音」は、262Hzを中心に、+−16Hz(1.06倍)の音ですが、上のド音は、523+−31Hzの幅の音です(16Hzではありません)。
∴ 光りの「分光測定器」は、一定の帯域幅で測定を行うため(読取り値のままでは)光りの強さ(エネルギー)を表していません(多くの人が、この点で取扱を間違っています)
∴ 光り(波)の現象では、相互の干渉や唸りなど・・周波数(位相)に起因するものが多く、(波長表示)では現象が見えない場合があります。