昼の目と夜の目
(昼の目と夜の目)
筆者は、昔から(昼の目と夜の目がある)と言ってきました。
今では、明暗順応曲線(上の図)が、示されて、(昼夜で切替えて動作)と説明されますが・・?、 錐体センサーによる(カラー画像)は(解像度)が低く、これだけでは、到底実用に耐えないので・・・ 筆者は、昼間も高解像度の棹体センサーが(図形判別)や(色の基準調整)に働いている・・と考えています。
(明暗順応)
いきなりトンネルに入ると、真っ暗で(目が見えず)危険です。暫く(数秒)すると目が慣れ見えるようになりますが、これを(暗順応)と言います。 逆にトンネルを出るときも眩しくなり(明順応)ますが、それ程きつくはありません。 以上は昼間の明るいときの症状ですが、・・
夜の暗さについても同様に(より暗い星が見える)長時間(10分以上)を要する(暗順応)が見られます(暗所に閉じ込められた人の救出はは、目を保護しないと危険です)
← これも、(錐体・棹体)の、昼夜の(動作限界レベル)の違いによるものです。
(色の基準値)
錐体センサーは、夫々が独自に働いて(移動平均による基準と偏差データ値)を常に求めていますが、全てを統一した基準値は持っていません。そこで
画像情報を(組上げる)ために、可視光全帯域をカバーする(棹体の信号強度)を基準として使用します。
(棹体と明暗)
棹体細胞の総数は膨大(約1億2千万コ)です。画素数を100万程度とすると、120段階ものレベルを持つ(詳細な明暗画像 ←白黒写真に匹敵)になります。
カラーのない時代(白黒印刷・白黒写真で)コトが足りていたように・・実用的な処理の大部分は、棹体の明暗処理が受け持っており、錐体の色扱いは(副次的・情緒的)なゼイタクな感覚という所でしょう。 ←に(棹体の動作詳細は・・また別の機会に)
(4センサーの組み合わせ)
ヤングの(三原色センサー説)に続いて、ヘリングの(反対色説・4色) → 現在は、これらを合わせた(段階説・赤緑・黄青・明るさ)になっています。 発想は良いのですがいずれも(具体的な根拠)は有りません。
今回の色の原因は、結果的にセンサー信号の(組合せ出力)を使用するものですが・・、(闇雲な色合わせ)でなく、正しい(最小信号感度レベルから導いた)ものです。