夜空と感度図 


4 夜空とセンサー感度図

 昨日の(センサー感度図)は、筆者が強引にデッチ上げた(出力感度を反転して、入力感度を代用させた)ものなので、限界付近の傾向を見るもので、感度の値は出せません。
「棹体センサーの感度」(錐体とのレベル差)があったので、より高感度の部分を(一体強化)することが出来ました。

(夜空との対比)
 センサー感度曲線が、実際の夜空の景色とどのように対応するのか、暗いほうから順次追って見ました。

(1)はじめは、暗闇で何も見えない(目の検知限界以下)・・とします。(実際には星明りがあるので・・、洞窟などで閉じ込める・目隠しをするなど・・故意に光りを遮った状況です)
(2)人の目は、暗い所で長時間目を慣らさないと(弱い星も見えるような)最高感度は、容易には得られません。 ←(明るい星が上限になるので、6等星以下は肉眼では見えないのです)
(3)星明りの夜空で、大小の星が輝いて見える状況です。(棹体による明暗)なので、肉眼では色を感じません(望遠鏡の星は色が着く)
(4)錐体(S)の感度レベル。 明るい星など弱い光が、S錐体でキャッチされるので、明るい星が青く見えますが、(目立たない)(形が纏まらない)などで、空全体に青色が混じったように感じます(プルキンエ現象)。
(5)やや強い光りが、L錐体に反応し赤色が見え始めます。火星やアンタレスなど赤い星が観察されます。標識灯のように(纏まった赤色光は)遠くからでもよく観察されます。しかし低レベルの色感度は、波長範囲が狭く色種は限られます。
 次にこのレベルでは、(赤と青色)に感度がありますが、どちらも形が纏まらない(例えば明け方の空)は、赤と青の混合(茜)色に見えます。
 ←(帯域三分割型)の現代色彩学が、嘘(等色関数の負値)までついた(赤と青の連続=茜色が、容易に実現しています)
(6)緑の領域  (図に、線が入れてませんが) 更に光りが強く、M錐体も動作すると、4センサー全てが動作して、色の偏りは無く(全色なら白く、特定域に集中するならその色を見せる)ことになります。