色の見え方 


 色の見え方

(光源色と物体色)
 これまでの色彩学では、光りの到達経路によって、三種類の色に分けています。
A) 光源色 光源からの光りが、直接目に入り色を感じるもの・・
B) 表面色 物体の表面で反射した光りが目に見えるもので、最も一般的な見え方です。
C) 透過色 ガラスや溶液などを透過した光りで、やや冷たく澄んだ綺麗な色です。
 ・・いずれも(感じた)というだけで(物量的な解析)ではありません。
A)←(光り自体が持つ色が見えた?)。(色の感覚)は、昼間の太陽の反射光を見るように出来ています(直接光は危険)。(ロウソク等の弱い光では、網膜などの散乱で色がつく・・)とされています。
B)←(表面物質で色が決まる・・は、表面に(色素)が分布する・・という考え方です。
 どちらも、予め(色料や色光)がある・・とした誤った見方です。
(物体の色)
 物体表面の色に関しては、(昨年の 2011.10.3〜)に説明したように、固体の表面で(光が透過)する ←(表面のごく浅い部分に侵入し(散乱・屈折し・表面に出たのが反射に見える)と考え(物理量、→ 波長分布や減衰量・・)として扱います。
(色の3属性)
 これまでの色彩学では(色相・彩度・明度)の3つを(色の三属性)だとしています。
しかし、何れも科学的な根拠を持たないもので、個々の数値も相互の関係も、正しく規制されたものはありません。
(例えば、色相 円盤状に並びが彩度最大とすると明度が揃いません、彩度は白向きと黒向きの2方向の軸になりす。色相の角度配置には、全く根拠がありません)。
 現在の日本の色標準の(PCCS)方式も、明度・彩度(大きな誤り)を組合わせた(トーン)という概念で扱われているようです・・。
(誤りやすい感覚)
 色彩の感覚は、物理的な度量の計測と合わないものが多いようです。(常識だ)と見過ごすと誤りやすいので要注意です)
* 弱い光が次第に強くなると、明るく色付くが、一定以上では反って(色が白く弱く)なる。
* 車などの影が小さく・弱くなると・・暗くて(黒ではない)見えなくなる
* 木陰など光りの弱い所が、黒くて見えない、黒色は周りの明るい白が黒色を作る。
* 色料は、色濃く塗るほど光りが減って暗くなる