波長と色の対応 


波長と色の対応

(波長と色は対応しない) 
 大方の書物で、上図と共に「光りは電磁波の1種で、可視光線はその内のごく一部である・・」と説明されます。
 お馴染みのスペクトル図ですが、この色模様を一見して、多くの人が「波長と色の対応」を考えました。 しかし実際に詳しく調べると(光の強度や、周りの色・明るさで色の見え方は変わる・・ので)正確な(一対一の)対応にはなっていません。 ←(上の波長対応表も。正確な数値は出せないため(〜)で値を示しています。
(ムリヤリに対応)
 「光りは電磁波」の発見以降、色々な物理的な知見が示されましたが・・、従来(古来)からの経験則に合わないことが多く、物理派と心理派(自然経験則)の双方が(お互い相容れることなく)対抗論争が続いたまま・・現在に至っています。
 「波長と色」についても、(他に有効な解析手法が無かったので・・)、(色が並んでいて対応のように見える)を優先しました。
 ← (このあと、単一(単色)光の追求や、三原色の追求(波長帯域分布)当て嵌め・・など、ムリヤリ行われ。(実験的な事実と理論の乖離が始まったようです)
(光りに色は着いてない)
 これまでの色彩学は(光りと色)の説明のため(波長と色)を、ムリヤリ対応させてきました。
 「光りに色は着いていない、人の視覚が「光分布を測定」して、状況を(色で報告)した」のです。
 ←(経験的に、赤い光りがよく見える、とか、青い光りが・・と言いますが、本当は(見えた光りの色が赤色だった・・)ので、論理が逆転しているのです)
 色々と他にも詳かいことはありますが・・、これから(色を扱う基本)として「色光」や「色料」が色を発生するのではない・・(そんな観念とは)ハッキリ決別して欲しいのです。