色とは何か 


 色とは何か?
1−1 光りと色
 光りがあって始めて物が見える(暗闇では見えない)ので、(光が色の原因)は確かです。
 大昔から、「色は、物体表面の色素が、光りに照らされて見える・・、色素は(赤・緑・青)の3種で、この配分で色が作られる・・とした(経験的な三原色説)が事実上定着していました。
 近代科学の時代に入って、ニュートンは、(プリズム)で、無色の太陽光が多くの色(光)に分解(合成も)出来ることを示しました(1666)。これが色に対する 近代科学の始まりで、その後、引き続いて色々の科学的な知見が示されてきました。(中でも大きなものは、マックスウエルの電磁波理論、ヘルツの電波の発見、光りは電磁波の確定、アインシュタインの新物理力学論・・など、でしょうか)
 しかしこれらは、色彩面の経験則とは相容れないものが多く、(心理派、ゲーテなど・・)との(論争)になり、この両者の対立の歴史は永く、未だに続いています。
 現在の色彩学は、歴史的な経過(戦争・業界・メーカーの秘密、権威主義など)から、イビツで閉塞的、未発達状態のままです。
 現行の色彩学の、理論や規則は、両者(心理・物理派)の妥協の産物で、およそ(理論体系)とは程遠い状態です。
  オサエテ、オサエテ・・開講早々(ボヤキ)になりました。
 これから試みようとする(色彩の配置など・・)の解析は、これまでの(色彩心理学)が体系化している分野です・・相容れない所も出るでしょうが・・冷静に理論を積み上げて行きたいと思っています。
* 「色と光りの関係」で、従来の経験的な観点に胡坐をかい他まま、観念的に見てしまわないように・・、注意をして欲しい!!・・ということです、
* これまでの色彩学の混乱の原因が、物理派が、(租借不十分の間違い理論の押し付け)とにあった・・コトを踏まえて、正しい理論体系の構築を目指す(自然の理論は大抵、軽妙・明快です)。
* 色彩学への、理論(物理)の入り口が、(ニュートンの分光実験だった)ということで・・(トップ図面に)します。 
 デハデハこれから何(十)日掛かりますか?・・ヨロシクね!