新しい色配置 


 新しい色彩学(色の配置)について

 本講のこれ迄の説明で、「何故色が見えるのか」について・・従来の固定的な三原色(色素配分)を完
全に否定し、「光りに色は着いていない、色は人の視覚が作り出すもの・・→そして具体的に、光りの強度・分布特性と人の視覚センサーの感度特性で色が決まる・・ことが明らかになりました。
 しかし、これらは(基本的な原理)であって、具体的な光りの強度レベルや色配置、それらに潜む規則の解明などはこれからで全く手が付ていません。
 (色の分布や相互の関係など・・)は、これまでの色彩学も探求していますが・・、一般に(色彩心理学)と呼ばれるように専ら経験則の集積(むしろ物理科学的な手法に対抗)です。
 これらを踏まえて、実際的な(色の配置 →原理・原則から応用へ)を探って見たいと思います。
 しかし実は、筆者は「色の配置とその規則」について「4軸8原色立方体」を、既に(5年前)発表しています。
 今回の「新しい色の原理」を、色彩配置に当て嵌めて・・旨く符号するのか(修正が必要か)は、判っていません。
 前講の中でも、色の純度((透過光)、棹体信号の役割(明暗・形状認識)、光り物理でも(偏光や干渉)、スペクトル光・・など、気掛かりだが省略した部分があります。(また混乱の元になるカモ・・)
 取敢えず(8原色論)をの説明をする(知らない人が多いと思う)中で、色配置の本質やルールを探って見たいと思います。