センサー感度の中心 

★★★ 記事の差し替え訂正を! ★★★ 
 昨日の記事は(回転方向)を間違え、反対に記述しています。 本文中ほどを修正し、本日(3月29日)正午)に、記事を差し替え(修正)をしました。(お手数ですが、古い記事の方は差し替え訂正をお願いします) ←(ここはヤヤコシイヨ、と言いつつ筆者が嵌ってしまいました) 

329 センサー感度の中心
 上のセンサー感度の図は、元々下のセンサー出力の(上下を引っくり返した)ものです。
 L・M両センサーの感度(分布域)特性はよく似ており、感度中心(代表値)波長はほぼ同じ(違いはごく僅か)です  ←(ある書籍では、L(570)、M(535)、S(445)でした)。
 LとMセンサー感度は、丁度(感度傾斜の回転の中心)を跨いでいるため、光りの波長帯域分布の違いに対しては、有意な感度差生じます。(狭い単一波長が移動しても変化は出ない)
 分りやすく言えば、(L−M)の出力 ←(LとM線に囲まれる範囲)が、光り分布の傾斜を表わします。
 (この波長配置は、明らかに自然が狙ったもので、とても偶然とは思えない・・)
* 光源の光りの波長分布の形は、色温度でほぼ決まり(急激な変化は無い)ので、センサーで測った帯域分布の傾斜は(赤外域の波長分布の頂点を示す)と考えられます。
* (L−M)感度の傾斜が、赤外域の光り分布を表すので、L域の実体は、赤外域になります。(赤外域の光りを増減するとL域に反映される)
* L域に単一光を付加しても、赤色の変化は殆ど無く、緑が強調されることになります。

∴ (L−M)の出力差によって、もっぱら赤外域の分布を測定をしています。(正に妙技ですネ・・)