色温度の回転(修正) 


328B 色温度の回転
色温度について)
 色温度は、物を熱して高温になると、電磁波の輻射が次第に大きくなり、表面の色は、暗赤色から→赤→橙→黄色→白→空色→青と変化します。
 このときの(色と温度、輻射する波長やレベル)の様子を表したのが、物体の温度と輻射強度(下の図)です。
← 溶鉱炉などの高温は(直接測れない)ので(色)を見ることで内部の温度を測ります。
 空の色も、同じような色変化を見せるので、(色温度)色を示すことがあります(左図)。
← 簡単に(色温度による輻射)という言い方をしますが、直接(色が高温)なのではありません。
 (ここまでは、他にも説明があり、みんな理解できています)
色温度の回転)
 太陽光の輻射範囲は広く、可視光線はその内ちの(ごく一部)の範囲です。(下の輻射図)では、左端の方の一部で、(赤外域が右方に大きく広がっています)。
 左端の、可視光線範囲の(色温度の輻射)のみを、注目して下さい。
 グラフは一見、(2千度で水平で、3千度で傾斜、・・)次第に右上がりが強くなり(反時計回転か?)と思わせます。←(しかしこれは、レベル違いを無視し、直接比較した誤りです)。
 例えば、(2000度の赤外域)の場合、 相対的な光は弱いため、グラフ上では(ほぼ水平)に見えています。 しかし実際の光源は近くにあり(他の光りと比較し得る)強さ(レベル)だった筈です。
 光り分布の傾斜を見る(同列の比較をする)ためには、赤外域の弱い光はレベル補正が必要です。←(この例では、ン百倍もの補正になり、急峻な右上がりになります)
 (太陽光の分布も、異様に縦長に(--普通は僅か右下がり)見えています)
 しがって、可視光線域の光分布の傾斜はは、(赤外域ほど右上がりが強く)→(5千度で水平)→(太陽光でやや右下がり)・・と時計方向の回転になります。
(以上、色温度や輻射レベルの話が、可視光範囲を遥かに超えているのです)