夜空と感度図 


 夜の空と感度図の対応

 これまでの(三原色)の原理は、「単純な(赤・緑・青)の3つの色が、常に並列に動作し、その配分量で色が決まる」というものでした、・・・が
 今回、明らかになった(色の原理)では、「人の視覚が持つ4つのセンサーの(感度特性の差異)から(色の情報)を作り出す」、という(実に巧妙)な仕掛けでした。
 具体的な(色の発生原理)を知るには(センサー特性と相互に組合せた効果)の確実な理解が、求められます。
 昨年末から 色々と解説をしていきましたが、未だ(十分の理解)とは行かないようです。←コレコソ(新色彩の神髄)だから・・何としても、理解してよ・・ネ

(夜空の明るさとセンサーの感度)
 貴方はいま(暗闇の岩戸)の奥から出てきて、これから(外の夜空)を見よう)としています。
(A)はじめは、岩屋の奥は(暗闇)で ←(光りの強度は、視覚の限界以下)で、全く何も見えません。←(正確には、限界レベルは、時間の経過で変化します、←暗順応)・・・(最も下の水平線(A線)のレベル (0.4)を考える)
(B)穴の出口に近付くと、外の光りが見え出します。強度レベルは徐々に上がってきて、棹体の検知レベルを超えた(B線(0.9))としましょう。 幾らか(星の光り)が見えます(波長域は従来の緑域ですが、棹体だから白く見えました、中央に纏めて描いている)
(C)更に、明るい星や、強いの光りの場合(光りのレベル(1.8)程度)明るく見えます(広い波長範囲の光が見えます)←(目の仕組みで、強い光りがあるとき、弱い光は暗く見え難くなります)
(D)最近の都会の夜は明るく、街の明かりが空に反映して、街の夜空は青い色(黒ではナイ)です(田舎でも僅かに青い)。
 光レベルが更に上がって、(S)錐体の感度に掛る程(2.1)、になります。錐体センサーが感光すると、(青)色情報を発信します。(暗い空に青色は目立たず暗青色)になります ←夜の青色シフト、プルキンエ現象)。
 なお、Lセンサーの感度(青色)は、明るいレベル(昼間)は、さらに波長範囲が広く(青空の原因)のようです。←(今回の新発見なので、色の詳細については、後に詳しく検討します)
(E)外に出て、光りが強く(レベル(2.3)程度では,(M)錐体センサーの感度域に入ります。(夜の赤色標識灯)が遠くでもよく見えるのは、この(赤の最高感度点)によるものです(←なおこの波長は、従来の赤色域ではなく緑色域です(正確には不変色相黄色に近い ←ブリュッケ現象)