擾乱光の波長分布 


擾乱光の波長分布

(人の目)
 私達は(生物として発生以来)、太陽光の下で(明るさや色を感じ)て生活を築いてきました。 だから我々の視覚は、光りの現状(空気層の底の太陽光)に適合させたものになっています。
 可視光線範囲は(エネルギー分布が最大の所を選んだ)。紫外線領域を避けてい。・・など、(精巧な視覚)実現のために、あらゆる手法を(実に巧妙)取り入れています。
 次に、われわれの目は、物の形を見分けるため(表面の反射光)を捉えており、(直接光源の光)りを見るようには出来ていません。 ←(ローソクなど弱い光は、網膜での散乱を見ている)
 視覚(光りや色)を考えるに当たって、色んな現象をどう捉え・・どう処理して行くか・・、上記のことは(頭の隅に)常に置いといて下さい
(太陽の輻射と色温度
 太陽光の(スペクトルや分光分布)が、色の元だ・・とされていますが、(色温度)については(演色性の要因)と紹介されるだけで、それ以上の解析は見当たりません。
 本講では( 2011.11.07〜)に採り上げました,(大略はそちらを参照して下さい)。今日の図面は(本年1.11)のもので、熱擾乱による輻射の様子で、温度の変化によって(輻射のピークレベルと波長分布)がどのように変わるか・・を示したものです。
(ピークレベル)
  放射強度のピークレベルは、(M=σ*T^4)と温度の4乗で上昇します。 本図は(4000度)迄だが、太陽光の(6000度)やより高い温度では、非常に高レベルの輻射になるだろう・・と知って欲しかったのです。←(図は、より高い色温度の状況を(筆者が推測して書き入れた)ものです)
(帯域分布)
 ここで気付いて欲しいのは、「高い温度の分布図は、より低い温度分布を完全に含んでいる」ということです。
 2千度の状態から、どんどんとエネルギーを加えると→3千度→4千度・・と順次温度が上昇をします。つまり、6千度の太陽光は、2千度や4千度の光り分布(2つの波長が併存はない)は含んでいます。
 だからこの場合の温度表示は、ピーク((峰)というより分布域の肩(連続分布の上限)ということです。
 またこのグラフグラフ(分布の形は決まっている)ので、例えば、温度(4000度)も、波長(700nm)でも、(可視光域内の傾斜でも)同じ(光の分布状態)を表しているのです。
(波長と周波数)
 この図は波長単位の表示(nm幅の輻射)で、描かれているため、右側が随分間延びした形で、エネルギーの表示になっていません、
 エネルギ分布を正しく(周波数・オクターブ表示にる)描かないとエネルギー分布の様子が掴めません。