自然光と人工光 

(自然光と人工光)
 (明暗の追求から→画像の作成まで・・、これまで皆目不明だった(棹体の動作の基本)が明らかになりました(まだ不十分の点が多い)。 ここから得られた(明暗信号)がどのように利用されるのか?・・、はまだこれからですが・・、ひとまづ、ここで(視覚としての動作)に立ち帰ることにしましょう。
 (色に関する錐体の話と、基本の明暗の話が、前後してしまいました。(色関係の話が、判り難かった人は、(昨年の師走辺り)を見直して下さい。)
(光りの種類と分布)
昔から光りと言えば、自然光(太陽光が主力で、人が火を使ってもごく弱く(赤い))に限られていました。 しかしごく最近は、人工の強い光りが広がり、旧来の色彩・光学関係の技術や理論で追いつかなくなっています。
両者の違いを、技術論的に言えば、(自然光)は熱擾乱により発生するもので、赤外域から可視光線域へと続く連続スペクトルを持つもの・・ 。 これに対して新しい(人工光)は、物質内部の電磁気界を強制的に変動させて放電現象を起こさせるもので、非常に鋭いパルス状のスペクトル(2ナノ程度)を示すものです。
この(人工光)の素性など・・については、殆ど解明されていません(本講でも可能な限り、推定を試みますが・・)、実用利用(危害や色特性が解明されないまま)(代用照明)のみが強引に先行している、のが実情です。
 本講でも、(色々の説明をし・解明できた・・云々・・)の話も、これまでの自然光に対するもので、人工光の説明は、当然出来ていません(人や生物の感覚は、自然光に対応しており、人工光なんて予測していない・・)
(太陽光)
 太陽の中では、全ての物質が燃えて高温で、ガス状になっていて(熱擾乱の発光状態)にあり(多くの輝線スペクトル)、またあらゆるガスの分布が(暗線スペクトル)を作る、・・ので、無数の輝線・暗線がいり乱れたスペクトルになっています。
 従って大きく(光り全体を扱う)ときは、広い波長範囲一面に(連続的な分布)としますが、小さく範囲を限る(スペクトル周波数を指定する)使い方もあります。
(周波数とエネルギー)
 光りの基本的な特性として、光りの持つエネルギーは、周波数に比例をします。 太陽光の場合ます、可視光線の少し上の周波数で、エネルギーが最大に大きくなります。大抵の陸上の生物で、視覚はえネルギー最大の所を可視光線域に選んだ)
(近紫外線はエネルギーが高く危険です。他の紫外線ではモードが違って、空気層で確実に吸収されるらしい)
 エネルギーと光りの分布状態については、(2011.10.01参照)して下さい
(熱擾乱による光)
 ここらについては、色温度と赤外放射(、2011.11.09 12.19 など参照)して下さい。