補色は待受けデータ 

 待ち受けデータ

(待ち受けデータ)
1画面が完成すると、新たにパルスを発信して、次の画像データの収集に掛かります、が。 次回のパルスで得られる(新画像)は、前回と較べて、実の所それ程(大きな変化)はありません。
 したがって(新画像データ)は(一々作画や計算をしないで)前回との比較で(変化の有無)を求める方がずっと簡単で素早く処理することが出来ます。 このため、実際には、画像の変化を見るために、前回データの反転(負値)を準備して、新画像の到着を待ち受けます。 
(前回と同じ値なら(新値−旧値=0)で「変化なし」です、変化があれば(新値−旧値=XX)なので、「前回の値を修正」します) ←(実際にデータの修正は、少なく、あっても小さい値です)
(3種の体の信号)
 錐体には(LMS)の3種類があり、総数はかなり違っていますが、どれも画面の周期で動作をしています。
 (錐体は、明るいときの動作なので、強い光りで多数の感光粒子が出来ます、これを錐体自体が蓄積して、1画面ごとにデータ収集を待ち受けるのです。
 (LMS)の3種の錐体を、(いきなり、赤・緑・青)とする人がありますが、早計のようです(2011.12参照)
(補色)
 色を、色環に並べたときの、輪の向こう側の色を補色(または反対色)と言います。(色環に見える理由は別途(色の話)説明します・・)。
 待ち受けデータは、前回の測定結果の負値(つまり反対色)を準備して、新データを待ち受けるものです、だから新しい信号が来るまでは(その色が見えている)のです。
(色データの基準)
 棹体センサーの帯域は、可視光線の全域を含み、レベルも高低の範囲が広く対応しています。
(色データの場合)データ相互間の(偏差)は求まりますが、正しいレベルが分りません(色分布・光の質・センサーの色対応・・などで違う)。
 そこで、色レベルの基準値(データで0の値)を、棹体データから求めることにします
 ←(光源の色分布が違うばあいでも、、各色のデータの平均値を、棹体の指定レベルに統一されるので(色の偏りがを補正)されます(色の順応性)。