新しい動画方式 

 新動画方式

(網膜の画像)
 昨日のレーダーでは、9回のパルス発射で1画面が完成しましたが・・、実際の目では(1画面100万画素るとすると)明暗信号の完成に120パルスが要ります。
 パルスの発射は、かなり早く(短い周期で)繰り返され、網膜(棹体)画像は(常に最新画像)に改訂され続けている・・と思われます。
(頭脳に複製画)
 (網膜の原画)は→(通信線を使って)頭脳に伝送され、頭脳では、信号の再組立てを行い、正確な(複製画像)を作り上げるのです。 素早い処理が要りそうですが(目のチラツキ感から(秒30画面以上)、・・全データを送るのは大変(到底出来ない)です。
(移動情報)
 そこで、我々の動画を改めて見直すと・・、目先の画面は急速に動いているように見えても、連続した画面の前と後は(よく似た画像)で、それ程違っては居ません。
 新画面情報から前画面情報を差し引いたものを(差分情報)と言います。 よく似た信号の差なので、非常に値の小さい信号になります。
(差分と積算)
 (新画面は)=(旧画面+差分情報)と考えると・・、 この差分情報で、旧画面を更新し積算を続けると、一定時間以降は、複製画面は(元の画面と一致する)ようになる筈です。
*(目が見え、色や形が決まる)には若干の時間が掛かる(順応)は、このためです
* 物の輪郭は(チカチカと明滅する光の細線)です←差分情報が見えたものです
(原画と複製画像)
 「差分情報だけを頭脳に送り、頭脳がこれを積算し画像の再現をする」システムで、データの伝送量を、大幅に縮小することが出来ます。

◎◎◎ 人の目は(私たちの情報工学を遥かに超越した)素晴らしい「視覚システム」を作り上げていたようです。 余りにも巧妙な仕組みであったため、「視覚は(誤差や錯覚を含む)およそ不確かなシステム・・など」と、とんだ勘違いをしていました(クワバラ・クワバラ・・) ◎◎◎