発信源の移動 


306 発信源の移動

(発信源の移動 2月25 )
 レーダーは、発信点(A)から発射された(短いパルス)電波が、目標物(B)で反射されて、受信点(C)に帰ってくる時間(距離)を測っています。 つまり(ABC)相互の位置関係を正確に示すものです。
 一般のレーダーでは、発信点と受信点は同じ位置なので、目標物も(決まった位置で)正確に映し出されています。
 いまかりに、目のレーダーで発信点(A)を僅かに移動させると、目標物への到達時間(帰りの時間も)が変わり、(発信点の移動に合せて)受信画像が移動します。
 目のレーダーの(棹体センサー)は(白黒なので、広い範囲を纏めると、全部灰色になる)、一つ一つの画素を狭い範囲にして、(遮蔽幕に網目を空けたように)測ることにしました。
 1回のパルスで、全部の信号を集めると、1枚の白黒画像が出来ます。 電波の発信点を僅かずつ移動をさせて(絵の場合はフィルターを動かす)出来た、何枚もの画像を集めて重ねると、正確な白黒の階調を持つ(明暗画像)が再現されます。
(画像データの収集)
 はじめ、電波の発信車両は、四角い(9分割枠)の左上隅(a点)から電波を発射します。受信(C点で)された信号は、
A画面、0行(0123・・・番地 )、1行(0123・・・番地 )、2行(0123・・・番地 )・・・と、並べられ、(a)位置発信の画像が作られます。  次の(b)点からのパルス電波で
B画面、0行(0123・・・番地 )、1行(0123・・・番地 )、2行(0123・・・番地 )・・・と、並べられ、(b)位置発信の画像が作られます。  次の(c)点からのパルス電波で・・・
・・・(i)画面までを重ねると、0〜5〜9画素は夫々が異なった階調になっています。
 ここでは。これまで(棹体は白黒ノミ)思われていたのを・・、これからは「棹体は明暗(白黒階調)信号を扱う」に改めて欲しいのです。