レーダーの復習 

305 (レーダーの復習)

 色の画像(イメージ)が出来上がるまで・・を、お話しましたが(ヤヤコシかった様子なので・・)。
 (レーダーの原理から、要点を繰り返します。順序を追って読み直してください)。
 
(レーダーの原理 2.月16)
 ハイキングなどの山道で手を叩くと、家や山からの反射音(山彦)が帰ってきます。 これを順次グラフに描き記すと、近い順に反射音が並び(下図)のグラフ(A表示)になります。
(PPI表示)
 船のレーダーでは、アンテナ方向を少しづつ変えながら、パルス発射を繰り返します。 アンテナからの受信信号を円形ディスプレイで、中心から放射状に(方向を合せて)並べると(円形の地図模様が出来上がります。
(並列受信方式 2月.21 )
 上のレーダーでは、まずパルス電波を出した後、アンテナを切り替えて受信体制に入り、受信がが終わってから、角度を変えて、次のパルス電波を出した後、アンテナを切り替えて・・・・と繰り返します。
 中心の仕事は大変ですし、何より時間が掛かって、素早い対応が出来ません(気象レーダーで、360度1回転に、2〜数分掛ります、目は(1/30秒)程度で動いて欲しい)
 そこで、目のレーダーは(実際の測距を諦め)網膜に写った(小さな映像)を、改良型のレーダー方式で測ることにしました。
 中心で、すべての送受を行うと、大変時間が掛かるので、・・
* 中心は、一定時間ごとにパルスを発信するだけ。 網膜の周辺(全円周に)並べられた数多くの受信機で、同時にパルス信号を受けます、
* (この信号は中心と受信位置の線間の障害物の探知をする)ので、信号は夫々別の通信線で集めて(並列で送り)、元の配置に並べれば、地形図が出来上がります。
* 1発のパルス発射で、これまでアンテナ1回転分((何百パルス)を片付けるので(信号線は多くなるが)、所要時間は(桁違いに速く)改善されます)