明るさの計測と利用 

 明るさの計測と利用

(棹体は明るさの計測)
 外光で感光した棹体の分布が、画素単位に集められて明暗情報になりました。 これを正しく並べることで矩形や扇形の画像が再現されます(更に組み合わせて全視野になります)。
 画像の作成時に、データ集計(最高・最低・平均値など・・)が行われ、明るさに基準が決まります。(データは(最も明るい所を最高に)平均値が、(明るさの基準)にします。
 明る過ぎるときは、(目を細めたり・直接光から視野を外らせて)大幅調整を行い、更に虹彩で光りを絞って調整しています。
 つまり、これらの手段を駆使して、目は(昼夜にわたる)明度変化を、正確に測っているのです。
(錐体の動作)
 錐体は、総数が少なく(6百万コ)多くがごく中心の狭い範囲に集まっているようです、 L錐体の数が多く、次いでM錐体で、S錐体の分布は非常に少ない(ごく中心はナイ)ようです。
 錐体は、一定時間(画像転送の周期の間)光りの集積量(階層データ)を送り出します。
 ←(従って棹体の個数は、感度の許容レベル範囲を決めているようです)。
 L錐体・・(L−M)の計算を行う(低レベルの赤外を扱うため)ので非常に数が多くなっています。
 M錐体、可視光帯域の(中心部分をカバーしており)(L+M)は昼間の色光の強度を表します。
 ←(緑域と言っているが、白色光と見ることが多い、(緑に見えるのは隣接域の光がナイとき)。
 S錐体・・波長6000nm辺りの(青色)帯域光です、数が少なくレベル飽和します(紫外線領域に近く安全のため眩しくなる)。

(レベルの平均値)
 棹体では、感光点の全てをを集積したので(光りの強さ)が判っています。しかし錐体では、色情報の集積で、平均値は出せますが(強度は)分りません。 したがって棹体から(強度の基準値)を貰って、自分の基準値として利用します。
 ←このため、光源の色分布が違っても、平均的な色に見えるように(色順応)が起こります。