明暗画像の作成 


 明暗画像の作成
(瞼の開閉)
 人の目は(就寝中など)動作をしないときは、瞼や虹彩を閉じて、強い光りの入射を防いでいます。 人が目覚めて活動を開始するときは、僅かに薄目をあけて(危険の有無を判断しながら)徐々に瞼を開き・続いて虹彩絞りを開いて行きます。
虹彩絞り)
 カメラフィルムでも(適正露光)になるよう、光の通過量を調整しますが、・・
 これと全く同様に、眼球の最前部にある(虹彩絞り)が、外からの光りを(安全・適正な強度)になるよう、予め調整してから網膜に送っています。(広範囲の光り強度に対応しており、絶対感度を示しています(正尺)。
 * 網膜センサーは(精密・高感度)向きで、強い光りには弱く危険なのです。
 * 目が同時に扱う明暗の範囲(白と黒は5〜6Lv程度)ですが、範囲内は、詳細な階調レベルとして報告されます。
 これらの作業は、全域に感度を有する(棹体センサー)の動作による、と思われます。
(階調画像の作成)
 目の中心部からは、素早い繰り返しのパルスが発信されており、この信号の広がり具合を、周辺部の受信センサーが集めています(※)。
 受信センサーは、夫々が(複数のの棹体(百個程度)をグループ化して)1画素に対応しているようです。
 1回のパルスでは、画素の中身は(疎ら)ですが、何度も信号が重なると次第に(階調信号 ←明瞭な図柄)になってきます。
 (この信号は、溜めっ放しでは溢れてしまうので、計数時にクリアするか、徐々に減衰する(移動平均動作)と思われます)。
※ 画像の領域は、水平線に沿って横に広がる画面と、それを取巻く何層かの楕円形の領域(感度特性などが違う)のようです。
(画像の収集)
 目で作られた画像(棹体は階調画像、および錐体から作られた3信号)は、視神経を通して(頭脳に)送られます、このときの画面送りの繰り返しは(チラツキの限度から)(秒30〜数十枚)程度と思われます。
 ←(明暗信号、錐体信号が、(順次・繰返して)送られるので、ベンハムの独楽はこれに(同期した)と考えられます)