画像データの処理 

画像データの処理

(明るさ)
 これまでの色彩学は、色には有彩色と無彩色があるとして、明るさを、色の3属性(色相・明度・彩度)の一つと考えてきました。
 だから(白黒)は、明暗のみを持ち色度を持たない →(無彩色)だ、として、事実上色の取扱から外してきました。 明るい暗いは、色が持つ色明度によるもので、白黒度ではない ←(色の大家の話)?、と言うのです。
 だからこれまで、明るさ(または白黒)を(明暗)を(基本要素)として捉え検討(測定)することは無かったようです。
(明るさと照度)
 暗い部屋で、ロウソクを2本に増やすと、明るくなったと感じますが、明るい蛍光灯を(2灯にしても)明るくなったように感じません。(明るいほど頭打ちになってきます)。
(明るい暗いは人の感覚で、光りの照度と比例はしません ←(経験的には、明暗度=√照度ぐらいでしょうか・・、桁違いの広い範囲を扱う場合は、もっぱら対数圧縮という手法を使います)
(明るさの範囲)
 前にも(2011.12.20)述べたように、人が見る(明暗の範囲)は非常に広く(25Lv=役2千万倍)にも及びます。(たとえ、昼と夜の目があるとしても、この広範囲を(瞳孔の絞り)だけで対応をしているのは驚きです。。
 人の目が、同時に見える明るさの範囲は意外に狭いと思われます。 ← (*夜間照明では、照明範囲しか見えない。 *暗い夜道は目を慣らすと、提灯は無いほうが良い(灯りチラチラは見難い。 *昼間でも木陰や屋内の人は、暗くて見えません。←明るい光があると限度以下は暗くて見えない)
(主尺と副尺)
 筆者は、視覚の明暗測定では、強力な光りを、安全な範囲まで絞り込む(主尺)と、適切な強度に絞られた光りを精密に測る(福尺)の二段構造になっている、と思うのです。
 主ス悪も副尺も、対数目盛りにすることで、広範囲の光強度に対応が可能になります。