点描画像 


225 (目のレーダー)

 (発信点の移動)
 先日(2.21日)の並列受信型のレーダーでは、発信点と受信点を結ぶ(直線領域)の様子を調べています。 そこでいまかりに、電波の発信位置を、少し移動させると、受信信号は、少しズレたラインの状況を調べることになります。
 目のレーダーの場合、中心からのパルス信号を、周辺の固定アンテナが受信することになります。
 だから、中心の電波の発信位置を、僅か移動させることで(信号の通路が変わり)先程のごく近傍の位置の情報を得ることが出来ます。
 目の中心窩では、ランダムな発信位置の移動が行われている・・?、また網膜の水平細胞は、網目状に拡がって、信号の通路を構成すのではないか?・・などが考えられる
(明暗感度と順応)
 先日のプリンタのように、(A1、B1、C1、D1・・・)で出来る画面は、白黒で内容もはハッキリはっきりしませんが・・、 (A2、B2、C2・・・)、(A3、B3、C・・・)と重なると、次第に(全体の階調が)見えてきます。( 目が物を見るとき、順応に暫く時間を要するのは、この動作のようです)。
 棹体総数(1億2千万個)、画素数(百万画素)なら、120階調の明暗が可能になります。
 ←(棹体は、単なる白黒動作ではない、システムとして(120段の明暗階調)になります)
(点描画)
画像の情報量は莫大で、人の目は、一度に完全な画像を見ることは出来ません。 網目を通した(サンプリング)画像を何枚も重ねて(点描画)完成させて行きます。
 (動画の変化も、この中に含まれていて、画像は常に(移動平均)を追いかけるような動作になります)
∴ 以上、(目の信号感知)や(画像作成に)関して特殊な方式を提起しましたが、情報処理能力の点からこの程度の処理が求められる・・ということで(実際の動作は判っていません)。