画像データの圧縮
(1)白黒画像(2値化)
文字は、白と黒の2色です。ペンや鉛筆で描いた(2色の画像でも)物の形や情景も基本部分は伝えることが出来ます。
新聞の写真は、網目模様の白黒写真です。FAXも(白と黒のみ)の2階調にして情報量を減らしています。
色の変化も無数ですが、3色扱いやデジタル化することで、階調幅を圧縮することが可能になります。
静止画像に関しては、実際に色々の(データ圧縮法)が利用されています。 作業に当たっては(圧縮比率)のみが注目され勝ちですが・・、(使用機材、圧縮・解凍の手間、圧縮による元画像の変化(歪)、元データへの復旧の可否・・など)圧縮方式の採用に当たっては、実際に考慮すべきことが沢山あります。
(2)静止画像圧縮の基本
* (白黒のデータ数を)・・白黒の2値データの場合、 白白白白白黒黒黒白白白 は、白5黒3白3・・とする。
* (変化のみの伝送)・・画像のデータでは、前後のラインが急に変化することは少ないので、 前ラインからの変化のみを伝送する
* (パターン)・・ポスターや墨書などのように、形のみで色の変化が少ない場合など、形を伝えた方が早い・・
その他色々・・実際に合せた圧縮法が考えられています。
(3)2値データで濃淡表現
パソコンのプリンタ(インクジェット)は、上図のように一定の領域を桝目に切って、白か黒で埋める・・方法で、(全桝目を同時に印刷して)濃淡を表現しています(図の場合、0〜9コの10階調)。
いま、領域に ABCDE・・、桝目に1234・・・と番号を付けて
A1、B1、C1、D1・・・、
A2、B2、C2、D2・・・、
A3、B3、C3、D3・・・・
・・ ・・ ・・ ・・ ・・
A9、B9、C9、D9、・・・とデータを拾うことにしましょう。
第1行の、A1、B1・・は、白黒の2値データです。画面としては不完全ですが、この画像が集まることで(階調が表現される)ことになります。