明暗への順応 


 明暗と画像

(明暗への順応)
 昼間の自動車走行で、いきなりトンネルに入ると、一瞬に暗くなって何も見えなくなりますが、暫く(10秒程度)すると目が暗さに慣れて視力が次第に回復してきます(明順応)。
 トンネルを出るときも、一瞬眩しくて見えなくなりますが、こちらの回復は早いようです(明順応)。
(長時間間の暗順応)
 近頃の夜空は明るいので経験出来ないが、夜間の天体観測や星明りで森を歩くなど・・暗い所で長時間なります(30分程度)目を慣らすと、これまで見えなかった、非常に暗い星や景色が見える(超高感度)になります(暗所に閉じ込められた人はまず目を覆って保護する)。
 目の感度は図のように2段階になっており、光りの強い昼間は錐体が働き、夜間の高感度は棹体が受け持つとされています。
 この第2段階の深い暗順応は、棹体が(画像の蓄積効果)による、と思われます。(お急ぎの向きは昨年の2月上旬辺りを参照して下さい)