網膜の構造


 網膜の耕造

 これまで(光強度について)は、(明・暗順応)の話と、プルキンエ現象(昼と夜の色シフト)が出された程度で、ブリュッケの(明暗による色変化)は無視されました。
 棹体は、高感度で夜間働くが色別はナイとのことです(それ以上は何も判っていません)。
 これ迄の、錐体が(昼間の光りで色判別を行う)は良いのですが・・、(色識別の原理)は「4つ視細胞(センサー)信号の組み合わせ」によるもので(従来の、(可視域分割)の三原色)は違っていました)

(目の耕造ー網膜)
(概要は昨年末(12.07〜)に触れています、図面などもそちらを参照して下さい、今日は12.9再掲です)
 眼球の奥底の半球分は、光りを感じる(フィルムに相当し)網膜になっています。 網膜の底部は、夜の光も感じる(高感度)の棹体細胞と、昼間に色を感じる錐体細胞(3種)が、一面に敷き詰められています。(2012.1.12右の図)
* 棹体の総数は非常に多く(約1億2千万個)とのことです。分布密度は(昨日の図)中心から20°迄での範囲は密度が高く(高感度)で、それより周辺(斜め横方向の視野)は次第に少なくなるようです。 棹体に色別は無く、専ら夜の(高感度向き)動作が注目されますが、(明暗・輪郭・遠近などの空間の認知・材質感)など・・は(視覚の基本)です。
* 錐体は、総数(3種)で600万個程度ですが、殆どは中心付近(10°以内)に集まっていて(精密な測距や色判定)に関わっていると思われます。
 周辺部の錐体分布は非常に少なく、色の画素密度としては粗く(デジカメに及ばない)なります。錐体動作は(昼間のみで低感度)とされていますが、赤色標識灯は(夜間・遠距離)でも良く見えます。
* これら(4つのセンサー)の信号は、特殊な視細胞(水平細胞・その他・・)で相互に結ばれ、色々な(制御・演算など・)処理を受け一連の信号になり、→ 神経系を通して頭脳に運ばれて、基本原画として組立て・再現・利用されます。