周波数と帯域幅 

周波数と帯域幅

 (光りのエネルギー)
 錘を2度持ち上げると、1回のときの2倍の力(仕事量)になります。 作業に必要な(エネルギー量は)上下に動いた(回数)なので、波の仕事量(エネルギー)はその振動数に比例をします。 光りも波なので、その強さ(エネルギー量)は、振動の回数(=周波数)に比例をします。
 (周波数帯域)
 これまで「波」というと、目に見える大きな波の形で考えてきましたが・・、実際の波を詳細に観察すると、 目に見える一つの波は、実際には小さな波の集まりで、さらにこの小さな波は(夫々の動きの異なる)小さな水滴の集まりです。
 水滴の動きは夫々は、異なっていますが、近接した波長の動きが集まって、小さな波を構成し、全体が合成されて一つの(波長)に見えたのです。 つまり、どんな波も、その構成要素の動きには若干の違いがあり(全く同じの単一波はありません)。 波は(ある程度の帯域幅)を必ず持っており、全体を一つの周波数(波長)で表しているのです。
 (光りの強さ)
 だから、本当の光りの強さは(先の電力の話と同様)単なる光りレベルではなく、 光りの強さ(エネルギー)は =(振幅*帯域幅) になるのです。 帯域内の小さな波が集まって、はじめて波としての力を示す、のです。
 (3つの帯域)
 これまでの(色に対応するの波長帯域)から、下記のように思われましたが・・(上記は物理的な波長範囲のことで)、この項の考えとは全く違うものです。
*(光りは電磁波)が示されて以来、(波長と色の対応)から、3原色(単一波)の追求が行われました。 ← が逆に(明暗による色ズレや、輝線・暗線によって光りの不連続が、明らかになりました)。(帯域幅はゼロ)
* そこで、可視光範囲を(赤・緑・青)の3帯域に分割して割り当てたもので、現在も続いています。(可視光範囲の1/3)
* 今回の(色と感度の対応)で、可視光線域は赤外側に大きく広がりました。(可視光域から赤外域へ)