明暗とエネルギー 

123 明暗・エネルギー

  昨年の9月、これまでの講義を改めて、光物理(波の合成)から始めて早くも5ケ月になります。拙い筆者の講義がどれほど皆に理解され、お役に立てたか?、些か心許ない次第ですが・・
 しかし今回の講義で筆者は、昔から色彩の世界の大命題だった「なぜ色が見えるのか?・・」について、これまでにない「全く新しい回答」を出すことが出来ました。
 色の生成について、これまで常識化された「三原色」を否定し、「色」は視覚の(錐体センサーの感度特性)と光源の(分光分布―-含む赤外域)で決まる、という(原理)が明らかになりました(りようのための具体的な数値の裏付けは、今後の皆さんにお願いです)。
 今回のことが、どれ程スゴイ事なのか・・、(評価については、筆者の口からはチョット・・なので、他の人の評価を待つことにしますが・・)。
 このような原理も、判って仕舞えば簡単ですが・・、これまで(歴史的にも)どれ程多くの人が探し求め、力を注いできたことでしょう?・、
 また、色彩学が拡がった18世紀と較べて、現在の(物理や科学の水準・工業力)は桁違いに進んでいる)のに(色彩学は何一つ進んでいなかった)と言うのは過言でしょうか?・・
 色彩初心者の筆者が(こんなことを敢えて言う)のは、今後同様の過ちを犯して欲しくないからです(失礼の儀はお許しを!)
 これまでの何度かの講義で筆者は、従来の色彩学には、決定的な欠陥(白黒を無視)がある事に気付きました。
  実験の結果や事実を(無視したり・隠したり)無用の言辞を弄して(議論をすり替え)たり・・・とうてい(科学)ではありません。(部分的には、そのつど指摘してきましたが、誰も知らぬ半兵衛・・何の反応も有りません)。
 詳細に検討を進める程に(部分的な障害は)あれこれが連携し遂には(屋台骨をも揺さぶる大事)になることが分りました。
 そこで講を改め、物理の初歩から(私自身の知見)を改めて見直す事にしたものです。
 今回の「錐体の色感度」も、具体的なレベルの裏打ちが要ります(エネルギー扱いなので、波長→周波数、表示法、分布軽度の対数表示、感度レベルの絶対値・・など、まだまだ多くの事が手つかずです。
 さらに(棹体の感度)について、これから触れるので(光レベルとエネルギー・波長帯域とエネルギー・・)などについて、少し(物理の話で)正確にしておく必要があります

 先を思えば大変ですが・・何が出てくるか?・・期待もあります(今回のような、成果はマレで、外れが多いことも覚悟しといて・・ネ)