赤外域の感度 


赤外域の感度

(光レベルの表示法)
 まず、太陽輻射の分布(2011.10.1)の図を見て下さい。 太陽輻射は広い範囲に一定の輻射をする筈なのに、この図は(波長500nm辺りをピークに長波長(赤色)側に減衰する)ように見えます。(一般の図は光りの振幅)で(エネルギーレベル)ではナイのです。
 この図を、エネルギー表示に向いた(オクターブ表示)にすると、470以下は、広い範囲でほぼ水平 ←(今日の図の灰色線)になります。
∴ {光りのレベル表示は、(波長表示でなく)オクターブ表示にすべき}とこれまでも言ってきました(2011.10.18)。
(赤外域の放射)
 色温度と放射の図(2011.11.9、2011.12.19)を見て下さい。 温度の上昇に伴って、放射が次第に強くなり、ピークレベルの位置が長波長側から可視光線域に近付いてきます。 この図をオクターブ表示して、今日の図面の下部に記しました。
(赤外域の感度)
∴ 光りの分布は、肩型のピークポイントが左から右へ移動して、可視光域にまで入ってきます
∴ 可視光線範囲からは(直接この肩に位置の移動は見られないので、右の線の傾斜で肩の位置(色温度)を推計するのです。(図面の傾斜から見てもっと低い温度の放射も感知可能と思われます)、←(可視光線域の拡大)

◎◎◎ 本年講義ここでお休みにしましょう ◎◎◎
 「光りと色について」これまで勉強してきましたが、結論を急いだ(※)ので、分り難かった人もいると思います。
※ (光りのレベル強度、波長と周波数帯域、色感度などを改めて説明します)。 来年に、少し(※)を補強しますが、一応「光りと色」のテーマは、終了とします。

 「三原色」の分布や強度でなく、人の視覚の(4センサーの働き)で光りを調べて(明暗や色を)頭脳が判定している」のです(絶対に忘れないでネ・・(来年もヨロシク)