赤外線領域の探索 


LMセンサー感度ー3(赤外域の探索)

(光分布とセンサー感度)
本図は(2011.4.08) 掲載のもので、各色温度と波長分布の図(12.19)から(可視光線範囲を抜き出し(分布状況の比較←レベルを省いて)を行ったものです。(色温度によって回転するように見えます)。
 色温度が低いとき(3000°)は、右上がりの傾斜ですが・・、。温度が上がると、傾斜が緩くなり(5000°)辺りでほぼ水平に、太陽光(6500°)辺りでは少し右下がりです
(中の図) は、各センサーの比視感度です。
 各センサーの感度の中央波長は、(K=510、L=575 M=530 S=460)nm辺りです(書物によって異なる)。
(L−M 感度差)
 (L・M・S)各センサーは、受持範囲内の光りレベルを測定し、夫々の出力感度値を求めます。
 ←いま、L感度とM感度の値を(上図の波長・レベルに当て嵌める)と、両者の差から傾斜した線(色温度)が求められます。
 つまり、可視光線域内での(L−M)の計測は、「赤外線領域の光り分布を調べる」ことになっています。

(LMセンサーの役目)
* (L+M)センサーの感度特性範囲は(可視光範囲ほぼ全域)なので、この出力は事実上「可視光域の光りの強さ」を表しています。
* (L−M)センサーは、(従来の赤・緑域)に傾斜型の感度特性を持っており、光り分布の傾斜を検知します ←(この傾斜は、色温度を示すもので、事実上「域外(赤外領域)の光りの分布」を表します。)