自然光とセンサー感度 


(自然光とセンサー感度)
 (センサー感度の特性(12.16)についての(再説明)です。
 センサー感度図は(波長表示と比較のため→左右反転させています)を(自然界の明暗)を横に並べて、比較して見ます。
* 月明かり(7Lv)より下は、夜の星空の世界です、棹体の感度線(下に凹型)に囲まれる部分が、星の光りを白く感じる範囲です。
* 7Lvよりやや明るい(都会などの)夜空は、Sセンサーが光りを感じて少し青味がかった空になります。
* 8Lvでは、L(赤色)センサーが働き出します。夜の標識灯は、赤色ばかりが目につきます。
* 9Lv以上の明るさで、Mセンサーも働き(緑色が加わる)全色(の組合せ)が見えることになります。(錐体の白は、暗い部分を黒く見せます。月明かりの白と区別して下さい)

(ブリュッケ図)
 図を上に並べたので、波長関係を見てください。
赤と緑色は、500nmより右側です。
* Lセンサーの感度は、暗くなると575nm辺りに限られて、赤色光の範囲が左の黄色側に移動したように見えます。
* Mセンサーの感度は、暗くなると530nm辺りに限られて、緑色光の範囲が右の黄色側に移動したように見えます。
* 上記のように、明るさによって(色範囲が移動)しましたが、黄色は中間位置のため不変色相になりました。
* Sセンサーと棹体(K)センサー間にも、色範囲の移動が見られます。