色温度-2 


色温度 ー2

前回の色温度の話は(図面が悪くて)理解し難くかったようです。
 「黒体の放射と色温度は(2011.11.9)に説明、右肩の小図面は(2011.12.9)のもの、中央は太陽輻射を縦に引き伸ばしたものです)

 (ピーク値の移動について)
 熱擾乱による物体のエネルギー放射は、温度が高くなると、ピークの位置は次第に高く、波長は可視光線域に近付いてきます。(図は4000度まで) さらに高温度では(記入線のようになり)、太陽光の放射(6500度)もほぼこのグラフのようになります。
 この図から、光りのエネルギーは、長波長側にダラダラと減衰型の分布をしてます・、短波長側(250nm)には光りが出ないようで、熱擾乱発光の限度のようです。

(可視光域内の分布について)
 この図の(波長範囲が広いため)可視光線域は左端の一部です。
 温度の上昇に伴って、放射レベルのピーク値は、赤外域から可視光域に近づきながら次第に高くなってゆきます。
 域内の光り分布は、短波長側が固定しているため、ピークが近付くと(半時計周りに)回転するように見えます。(この回転の様子が(先日の第3図、色温度)で表されているのです。)
 (L・Mセンサー)
 明日のお話ですが、LMセンサーは、この回転の中心を跨ぐので、LMの感度から、放射のレベル(色温度)が測定出来るのです。